ソフトウェア

macOSの開発者向けベータ版にパフォーマンス重視の「プロモード」が搭載されていると判明

by Mia Baker

Appleが2020年1月14日にリリースしたmacOS Catalinaの開発者向けベータビルドである「macOS Catalina 10.15.3 Developer beta 2」に、クリエイター向けにパフォーマンスを重視した「プロモード」が搭載されていると判明しました。

macOS beta hints at future 'Pro Mode' to boost performance on portable Macs - 9to5Mac
https://ww.9to5mac.com/2020/01/13/macos-beta-hints-at-future-pro-mode-to-boost-performance-on-portable-macs/

Performance-oriented “Pro” mode for Macs found in latest macOS beta | Ars Technica
https://arstechnica.com/gadgets/2020/01/performance-oriented-pro-mode-for-macs-found-in-latest-macos-beta/

2.5GHz・28コアのIntel Xeon Wプロセッサと1.5TBのメモリ搭載で最高570万円超のMac Proや、最大8コア/16スレッドの処理能力を持つIntel Core i9プロセッサを採用したハイエンドモデルの16インチMacBook Proなど、Appleはクリエイターが仕事でフル活用できるようなプロフェッショナル仕様のハードウェアを2019年にリリースしました。

28コアIntel Xeonプロセッサ&最大1.5TBメモリ搭載可能なモンスター機「Mac Pro」が発表 - GIGAZINE


新型16インチMacBook Proはバタフライキーボードと決別してより静音性の高い設計に進化 - GIGAZINE


そんな中、Apple関連のニュースを扱う9to5macは「Appleがプロフェッショナル向けのワークフローをさらに改善するmacOSの新機能に取り組んでいるという証拠が見つかりました」と述べています。

以下の画像は9to5macが実際にコマンドでプロモードをオンにしたところ。9to5macによれば、macOS Catalina 10.15.3 Developer beta 2で搭載されたプロモードを有効にすると、「アプリの実行速度が速くなりますが、バッテリーの寿命が短くなり、冷却ファンの騒音が増える可能性があります」「冷却ファンの速度制限を無視します」という注意書きが表示されるとのこと。つまり、macOSの電源管理システムでデフォルトとなっている電力節約設定を無視することで、パフォーマンスを一時的に改善することを可能にするのがプロモードだというわけです。


プロモードはあくまでも一時的なオプションであり、有効にしても翌日までに自動的に無効になるとのこと。「バッテリー寿命」という単語があることから、このプロモードはMacBook Pro向けに開発された機能だと9to5macはみています。

なお、Apple関連のニュースを扱うMacRumorsは、ユーラシア経済連合(EEC)の製品リストに、13インチの新型MacBook Proが登録されていたことを報告しました。この13インチモデルは16インチモデルと同じく新しいキーボードが採用され、熱設計を見直されたものではないかとMacRumorは予想。9to5macは「まだ確認はできていませんが、おそらくAppleは13インチの新型MacBook Proのリリース発表と同時に、macOSのプロモードも発表するのかもしれません」と推測しています。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
Mac向け最新OS「macOS Catalina」をAppleが発表 - GIGAZINE

新型16インチMacBook Proはバタフライキーボードと決別してより静音性の高い設計に進化 - GIGAZINE

MacBook Proに突如シャットダウンするバグ、Apple公式の対処方法がコレ - GIGAZINE

macOSが起動しなくなる原因はChromeだった - GIGAZINE

macOS版Firefox 70は6割以上も電力消費量を削減することに成功している - GIGAZINE

Appleに採用されていたかもしれない歴史に埋もれた不遇のOS「BeOS」とは? - GIGAZINE

in ソフトウェア,   ハードウェア, Posted by log1i_yk

You can read the machine translated English article here.