Samsungの目には見えないキーボード「SelfieType」のムービーが未来を感じさせる
最新テクノロジーを搭載したガジェットやそのプロトタイプが公開される、世界最大の家電見本市「CES 2020」で、Samsungが目に見えないキーボード「SelfieType」を公開しました。SamsungのYouTubeチャンネルではスマートフォンの「新しい未来の形」ともいえるSelfieTypeの使用ムービーが公開されています。
Samsung Electronics to Showcase Successful ‘C-Lab Inside’ Projects and ‘C-Lab Outside’ Start-ups at CES 2020 – Samsung Global Newsroom
https://news.samsung.com/global/samsung-electronics-to-showcase-successful-c-lab-inside-projects-and-c-lab-outside-start-ups-at-ces-2020
SelfieType - YouTube
オフィスでPCに向かってキーボードを打っていると……
近くにあったスマートフォンがメールを受信。
すると、PCに向かっていた人物は、スマートフォン画面に向き直りました。
スマートフォンの前にはキーボードも何もありませんが、手がキーボードの代わりとなり、机を指で叩くだけで文字が打ち込まれていきます。
さらに会議室では……
タブレットを立てた状態で会議の内容をメモ。キーボードはなかなか携帯できないものですが、SelfieTypeの場合は場所を問わずにキーボードを使えるようになるので非常に便利。
PCやタブレットを持たずにカフェでお茶をしているタイミングでも、即座に対処可能。
折りたたみスマホを開いて……
見えないキーボードをたたいてメールを返信します。
キーボードをたたくだけでなく、マウス代わりにハンドジェスチャーを使うことも可能です。
SelfieTypeはスマートフォンのインカメラを使用した仮想キーボードで、独自の「SelfieType AIエンジン」が指の動きを分析してQWERTY配列のキーボードに変換してくれるというもの。
実際にCES 2020で展示されたプロトタイプが使用される様子は以下のムービーから確認できます。プロトタイプではあるものの、既に問題なく動くレベルにあるようにみえます。
[CES 2020] C-Lab Inside: SelfieType - YouTube
SelfieTypeが展示されるブースで手を動かす男性。
目の前のPCの下にスマートフォンが置いてあります。
これがキーボード画面。AIが指の位置や動きを検知しているのがわかります。
指先のドットは赤色になったり黄色になったりを繰り返していました。
画面には実際に、タイプミスすることなく文字が打ち込まれていました。
なお、SelfieTypeはSamsungの研究プログラムC-Lab Insideから生まれたものであり、製品化の有無や販売時期などは記事作成時点では未定です。
・関連記事
スマホとワイヤレス接続してPCのように文字が打てる折り畳み式キーボード「iClever IC-BK03」を使ってみました - GIGAZINE
USBキーボードをスマホやタブレットでも使用できるようにしてくれるモバイルバッテリー「EneBRICK」を実際に使ってみました - GIGAZINE
キーボードを切断してサンドイッチを作り出す狂気のムービー「キーボードクラッシャーのランチ」 - GIGAZINE
キーをタイプすると発電し、操作した人を判別することも可能なキーボード - GIGAZINE
キーボードの文字配列はどうして「QWERTY」なのか? - GIGAZINE
薄さわずか5.5mmで手にすっぽり収まるワイヤレスキーボード「TextBlade」 - GIGAZINE
・関連コンテンツ