ハードウェア

「スマホのディスプレイ代わりになる布」が開発される、100回洗濯&乾燥しても利用可能


スマートフォンやPCのディスプレイのように使える繊維と布を中国・復旦大学の研究チームが開発しました。この布を使った衣服は袖口にメッセージのやりとりを表示したり、腕にマップを表示したりすることが可能です。

Large-area display textiles integrated with functional systems | Nature
https://www.nature.com/articles/s41586-021-03295-8

Wearable electronic textiles for the smart dresser
https://www.fudan.edu.cn/en/2021/0311/c344a108129/page.htm

Fudan University team develops smart textile - SHINE News
https://www.shine.cn/news/metro/2103115812/

復旦大学の研究チームは伝導性を持つ透明な繊維と、発光性を持つ繊維を開発。この2つの繊維を合わせることで、スマートフォンのディスプレイのように使える電子発光性の生地が完成しました。


布の構成は以下のような感じ。青い部分が伝導性の繊維、緑の部分が発光性の繊維、灰色の部分が綿となっており、一般的な生地と同じように繊維と繊維が交差しています。通気性と耐久性があるため実用向きで、新開発した2つの繊維が重なる部分が発光するようです。


さまざまな色があり……


いずれもその色ごとに発光します。


刺しゅうをするとこんな感じ。


これまでも同様の「ディスプレイとして使える布」は開発されてきましたが、いずれも布が摩耗した時や洗った時の変形に耐えることができませんでした。今回新開発された布は何度も曲げ伸ばしやプレスを繰り返しても、100回の洗浄&乾燥といったプロセスを経ても使えなくなることがなく、高い耐久性を備えているとのことです。


実際に布を使った衣服をディスプレイ代わりにしている様子は以下から見ることが可能です。


左側、スマートフォン側から送った「Hi」というメッセージは右側の袖口にも表示されており……


袖口に備え付けたキーを押してスマートフォン側に返信を行うことも可能です。


また、以下のようにGPSを利用してマップ代わりとして使うことも可能。


研究チームは幅25cm、長さ6mの布を作成。巻いていた布を広げて……


部分的に発光させたり……


全体を発光させたりと、自由自在。


ぐしゃぐしゃと力を入れて扱っても、壊れたり発光しなくなったりといったことはありませんでした。非常に柔軟性があることが見てとれます。


研究を行ったHuisheng Peng氏はこの発明がコミュニケーションに革命をもたらし、声や会話に困難を抱える人の自己表現を助ける手段になると考えています。

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in ハードウェア,   サイエンス,   動画, Posted by logq_fa

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