試食

世界最高峰のパティシエとミスドがコラボした「パティスリードーナツコレクション」全6種試食レビュー


2020年1月10日、「パティスリー界のピカソ」「フレーバーの魔術師」「キッチン・エンペラー」などの異名をとる世界最高峰のパティシエ、ピエール・エルメ氏がミスタードーナツと共同開発した「パティスリードーナツコレクション」の提供が始まりました。エルメ氏が経営するパティスリー「ピエール・エルメ・パリ」に並ぶスイーツをモチーフにしたドーナツが6種も登場しているとのことなので、全部味わってみました。

misdo meets PIERRE HERMÉ パティスリードーナツコレクション|新商品|ミスタードーナツ
https://www.misterdonut.jp/m_menu/new/200110_001/

ミスタードーナツに到着。


ショーケースにパティスリードーナツコレクション全6種がズラッと並べられていました。


今回購入した店舗では、「クロエ」「モガドール」「プレニチュード」「キャレマン ショコラ」の中から2個、「ポン・デ・イスパハン」「サティーヌファッション」の中から1個と合計3個を選べるお得なセットが販売されていました。


今回は、パティスリードーナツコレクションを6種すべて購入。パティスリードーナツコレクションは、マーブル模様で高級感のある箱に入れてもらえました。


開封。


まずは「ポン・デ・イスパハン」(税抜180円)から食べてみます。このドーナツは、ピエール・エルメの代名詞ともいえるスイーツ「イスパハン」をミスタードーナツの看板商品の1つ、ポン・デ・リングと融合させたもの。ドーナツの表面をコーティングするフランボワーズ風味のチョコレートには、フランボワーズ顆粒がトッピングされています。


中にはローズ&ライチ風味のクリームがサンドされています。


食べた途端に、ローズの香りが口の中にぶわっと広がります。ひとくち目には衝撃的といえるほどのローズの風味ですが、ふたくち目になる頃にはフランボワーズの酸味が効いており甘いというよりも甘酸っぱい味わいに変化しています。後味にはライチの風味が感じられ、時間と共にさまざまな味わいが楽しめるドーナツといった印象です。食感は完全にポン・デ・リングですが、味わいはイスパハンに近いという不思議なドーナツです。


次は「サティーヌファッション」(税抜170円)。ピエール・エルメの3大フレーバーの1つ「サティーヌ」とオールドファッションのコラボメニューです。


ムースのようなチーズクリームの上にトッピングされているのが、オレンジとパッションフルーツのサティーヌジャムとのこと。


風味豊かなパッションフルーツのサティーヌジャムが、オールドファッションのしっとりした生地に爽やかな甘さをプラスしています。口の中に入れたときはサティーヌジャムの爽やかさが広がり、食べ進めると入れ替わるようにチーズクリームのコクが強く感じられるようになり、最後にはオールドファッションの味が残るという3つの要素がそれぞれバランス良く調和した味わいを楽しめました。


続いては「キャレマン ショコラ」(税抜220円)。ピエール・エルメの同名スイーツ「キャレマン ショコラ」が持つ、フワリ・トロリ・カリカリという3種類の食感を再現したというドーナツ。上段はチョコレートでコーティングされており、硬めの食感であることがうかがえます。


中段にはガナッシュホイップ・ガナッシュクリーム・キャンディングアーモンドがサンドされています。


最初から最後までしっかりと甘さ控えめで濃厚なチョコレートを堪能できる一品です。一方で、フワリ・トロリ・カリカリの3種類の食感が目立っているとはいえず、全体的にしっとりした食感となっていました。時折アーモンドの食感と味わい、そしてホイップの滑らかな食感がアクセントになっていますが、ガナッシュホイップとガナッシュクリームの味をそれぞれ区別することはできませんでした。


クロエ」(税別230円)は、華やかなフランボワーズとビターチョコレートというシックな組み合わせのドーナツ。


チョコレートコーティングの上には、フランボワーズ顆粒がトッピングされています。


サンドされているのは、ガナッシュクリーム、ガナッシュホイップ、そして中央部分にフランボワーズジャム。以下の画像では、茶色と薄茶色のクリームの奥に、赤いフランボワーズジャムを確認できます。


濃厚なチョコレートが楽しめる点は「キャレマン ショコラ」に似ていますが、酸味の利いたフランボワーズの味わいが強く、口の中になくなるころにはチョコレートの味が圧倒されてしまうほどのインパクト。フランボワーズ顆粒はザラメのような大きさ・硬さで、食感にも変化を与えていました。


次は「モガドール」(税抜230円)


チョコレートコーティングの上には、オレンジピールがトッピングされています。


モガドールはガナッシュクリーム、ガナッシュホイップに加えて、オレンジ&パッションフルーツジャムをサンドしたショコラドーナツ。


オレンジの爽やかな甘さが重ためのチョコレートを食べやすく感じさせてくれている印象。オレンジ&パッションフルーツジャムを使ったサティーヌファッションは、ジャムとオールドファッションの味わいがバランス良くまとまっていたのに対して、モガドールのチョコレートとジャムの組み合わせは、口の中でジャムかと思えばチョコの味が、チョコかと思えばジャムの味がするという、味わいが交互に入れ替わって感じられるような摩訶不思議なスイーツでした。


プレニチュード」(税別230円)は、塩キャラメルクリームとチョコレートが融合したショコラスイーツ。


トッピングされているのは、チョコレートとキャンディングアーモンド。


塩キャラメルクリームと塩キャラメルホイップ、ガナッシュクリームがサンドされています。


食べてみると、塩キャラメルのムースを頬張ったのかと思うほど、塩キャラメルの強い味わいを感じます。食べ進めるにつれて次第にチョコレートの味わいが強まるものの、後味にもキャラメルがガッツリめで、カリカリ食感のキャンティングアーモンドの味わいはほとんどわからないほど。キャラメルが好きな人の期待を裏切らないショコラスイーツでした。


「パティスリードーナツコレクション」は、2020年1月10日から一部店舗を除くミスタードーナツで食べられます。

また、同日からミスタードーナツ定番メニューの「ポン・デ・リング」がリニューアルするとのことで、こちらも確かめてみます。


リニューアルによって、ポン・デ・リング最大の特徴である「生地のモッチリ感」が強化されたとのこと。


複数の編集部員に食べてもらったところ、「しっとり感が増している」という編集部員もいましたが、大半の編集部員が「変化がわからない」と回答しました。リニューアル後も、前と変わらないおいしさを楽しめるということなのかもしれません。


なお、リニューアルに合わせてポン・デ・リングとポン・デ・黒糖は税込10円、ポン・デ・ストロベリーは税込11円の値上げが実施されています。

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in 試食, Posted by darkhorse_log

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