「Google アシスタント」の利用者数が90カ国以上で5億人を突破、テキスト読み上げは42言語対応へ
GoogleのAIアシスタント「Google アシスタント」の利用者数が世界で5億人を突破しました。搭載されている端末の数だと10億以上にもなるとのことです。
A more helpful Google Assistant for your every day
https://www.blog.google/products/assistant/ces-2020-google-assistant/
2016年5月開催のGoogle I/O 2016で発表された「Google アシスタント」は、翌2017年には日本語・フランス語・ドイツ語・ポルトガル語にも対応。この時点で搭載端末は1億台ほどでしたが、ぐんぐんと勢力を拡大し、2020年1月時点で10億台に搭載されるに至りました。
ユーザー数は世界90カ国で5億人を超えており、対応言語は30以上に上っています。
CES 2020では、Google アシスタントの機能強化が複数発表されました。まず「スマートホーム」方面の機能強化としては、Google アシスタントに対応した家電の起動時間・停止時間を指定する予約機能が追加されます。
また、スマートディスプレイ利用時に便利な付箋機能も追加。サインインしなくても作成・表示が可能ということで、紙の付箋と同じように手軽にメモを残せるようになります。
「OK、Google。読み上げて」と声をかけると、表示している文章を自然な音声で読み上げる様子はデモンストレーション映像も公開されています。映像は英語での読み上げですが、日本語を含む42言語の読み上げに対応するとのこと。
Read It with the Google Assistant: Listen to web pages - YouTube
Google アシスタントを巡っては、端末利用を意図していなかった部分の会話内容まで録音され従業員に聞かれていたという問題が指摘されています。この点については、はっきりと呼びかけトリガーがあるまではスタンバイモードで待機するよう設計されていて、Googleや他者への情報送信は行っておらず、また、録音音声もデフォルトでは保存されないと説明が行われました。これに加える形で新たな機能として、「今週言ったことを全削除」と伝えることでアシスタントアクティビティが削除できるようになったとのことです。
Privacy On Google Assistant - YouTube
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