生産的な「宿題ルーチン」を確立するための6つのポイント
by Annie Spratt
小学生でも大学生でも「楽しい宿題」というのはないもので、どの国でも生徒・学生たちは宿題に苦しめられています。どうすれば宿題は扱いやすく、価値のあるものになるのか、シラキュース大学の教授で、元高校の英語教師だというJanine L. Nieroda-Maddenさんが6つのポイントにまとめています。
6 ways to establish a productive homework routine
https://theconversation.com/6-ways-to-establish-a-productive-homework-routine-123567
◆1:優先順位の設定
まずは宿題に優先順位をつけて、リストにします。リストを作ることは、目標を維持するのに役立ち、また、「達成したことをリストから消す」ことは達成感を与えてくれます。
◆2:最初に困難なタスクに取り組む
力がまだ余っている状態で集中して作業するために、まずは最も難しいタスクから始めます。簡単なタスクや時間がかからないタスクはスケジュールの後半にするべき。
◆3:大きなタスクは小さなステップに分割する
大きなタスクは、どう始めるべきかというところでつまずいてしまうと先延ばしになったり、挫折感を味わってしまいます。そうならない方法が「3つ~4つの小さなステップに分割する」ということ。取り組みの中で、小さなステップを1つずつ完了させていくことで、より大きな達成感を味わうことができます。
◆4:学んだことの証拠を示す
1~3を実行すれば、学習のための時間をより有効に活用できます。たとえば、単語カードや図表、箇条書きのノートなどを作ることは、受動的な学習者から能動的な学習者になるのに役立ちます。宿題を日別・トピック別に整理しておけば、テストに向けての復習にも使えます。
◆5:サポート体制を構築する
宿題が解けなかったり、勉強に面白みがなくなったりしたときには、何が原因なのか探るため、考えを記録しておきます。できるだけ具体的に記録しておくことで、先生や家庭教師から答えを得られやすくなります。
◆6:目標の見直しと新たな目標の設定
宿題に取り組む時には、それぞれのタスクの目標完了時間を設定して、実際に終えた時に時間を確認するようにします。このプロセスでは、時間の経過とともに自信を構築することができます。また、計画を立てることでストレスを感じにくくなります。
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