取材

見た目は完全にゲーム機なゲームパッド付きゲーミングPC「SMACH Z」フォトレビュー


まるで携帯ゲーム機のようにモニターとコントローラーが合体したゲーミングPCが「SMACH Z」です。クラウドファンディングサービスのKickstarterで多額の出資金を集めた同製品は、AMD製のRadeon Vega 8グラフィックス搭載Ryzen 組み込み型V1000プロセッサーを搭載しているということで、最新のAAAタイトルもプレイ可能な性能を有しているとのこと。SMACH Zは2018年第4四半期の出荷が予定されているのですが、間もなく販売というタイミングで東京ゲームショウ2018に登場したので、早速写真を撮影してきました。

SMACH Z - The most powerful handheld console for playing AAA PC games
https://www.smachz.com/

SMACH Zが展示されているのはホール2「2-N02」。赤矢印部分にあります。


スペインからやってきたSMACHのブースに展示されていた「SMACH Z」がコレ。見えにくいですが、底面部分にイヤホンジャックと本体充電&外部モニターに出力するためのUSB Type-Cポートがあります。既にほぼ完成形まで出来上がっているとのことですが、ボタンの押し心地やソフトウェア面の仕上げが済んでいないとのことで、展示されていた端末の電源は入れられていませんでした。それでもデザイン面はほぼ完成しているとのことだったので、360度あらゆる角度から観察しまくってみます。


コントローラーの左側には、下部にアナログスティック、上部にタッチ式ゲームパッドの「Z-Pads」。さらに、Z-Padsの横にある「Z」と書かれたボタンは画面のスリープに使えるものだそうです。


コントローラーの右側にも上部にタッチ式ゲームパッドのZ-Padsがあり、その下にはA/B/X/Yという4つのボタン。Z-Padsの左にある2つのボタンは自由にキー設定できるようになっており、音量調節機能を設定するなどができるそうです。


左側面には特に何もなし。端末をグリップしやすいようにある程度の厚みがもたされています。


右側面はこう。全体的に丸みを帯びているのが特徴です。


天面中央には左端から電源ボタン、SMACH Zをコントローラーとして使用するためのMicro-USBポート、外部モニターに出力する際に使えるディスプレイポート、外部機器と接続するためのUSBポート、音量調節ボタン。ディスプレイポートの下にあるのは排気口です。


手に持つとこう。サイズは幅255×縦95×薄さ20mm。


背面はこんな感じ。ど真ん中に「SMACH Z」のロゴ。


しっかりグリップできるように背面の指が触れる部分が少し凹んでいるわけです。


別アングルから見るとこう。


SMACH Zの詳細なスペックは以下の通り。

OS:SMACH Z OS(Linuxベース)/Windows10
SoC:AMD Ryzen Embedded V1605B+Radeon Vega 8 Graphics(4C8T、CPU定格2GHz、CPU最大3.6GHz、Compute Unit数8基)
メモリ(RAM):4GB DDR4 2133MHz SODIMM(SMACH Z)/8GB DDR4 2133MHz SODIMM(SMACH Z PRO)/16GB DDR4 2133MHz SODIMM(SMACH Z ULTRA)
ストレージ(ROM):64GB SSD(SMACH Z)/128GB SSD(SMACH Z PRO)/256GB SSD(SMACH Z ULTRA)
ディスプレイ:6インチフルHDタッチスクリーン(解像度:1920×1080)
カメラ:なし(SMACH Z)/500万画素(SMACH Z PRO/SMACH Z ULTRA)
無線通信:Wi-Fi 802.11 b/g/n/d/e/h/i、Bluetooth 2.1+EDR/3.0/3.0HS/V4.0
接続端子:USB-C、USB-A、Micro-USB、ディスプレイ端子、3.5mmオーディオ端子、SDカードスロット

なお、SMACH Zは公式オンラインストア上でSMACH Zが629.10ユーロ(約8万3000円)、SMACH Z PROが809.10ユーロ(約10万7000円)、SMACH Z ULTRAが989.10ユーロ(約13万円)で販売されています。

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in レビュー,   取材,   ハードウェア,   ゲーム, Posted by logu_ii

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