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iPhone Xの後継機で2サイズ展開の「iPhone XS」についてわかっていることまとめ


新型iPhoneの発表イベントが2018年9月12日に開催することが決定しました。この中で発表されることが見込まれている「iPhone X」の後継機である「iPhone XS」について明らかになっているリーク情報や予測を、Apple関連メディアの9to5Macがまとめています。

Roundup: Everything we know about the iPhone XS | 9to5Mac
https://9to5mac.com/2018/09/01/iphone-xs-price-specs-release-date/

◆名称
Appleは2018年に3つの新型iPhoneをリリースすると予測されてきましたが、そのうちの5.8インチモデルおよび6.5インチモデルが「iPhone XS」と呼ばれることになる、という情報を9to5Macが独自に入手しています。なお、「iPhone X(アイフォーンテン)」と同じく、「iPhone XS(アイフォーンテンエス)」という読みになるそうです。

Bloombergの報道によると、Appleは5.8インチモデルと6.5インチモデルのiPhone XSを、「iPhone XS」「iPhone XS Plus」といった風に区別することを辞めようと検討しているとのこと。iPhone 6 PlusかiPhone 8 Plusまで存在した「Plus」という表記を削除することで、AppleはiPadのような命名アプローチをiPhoneに導入し、単一のブランド名で2つの画面サイズを用意しようとしているというわけ。

◆画面およびサイズ
iPhone XSには5.8インチモデルと6.5インチモデルの2つのオプションが用意されるとのこと。なお、どちらのモデルもiPhone Xと同じく有機ELディスプレイを搭載します。

5.8インチモデルについて9to5Macは「iPhone Xの高さ143.6×幅70.9×薄さ7.7mmというサイズが変更されるとは思わない」と記しており、解像度は2436×1125、画素密度は458ppiになると記しています。


続いて、6.5インチモデルのiPhone XSはサプライチェーンからのリーク情報により、高さ157.53×幅77.44×薄さ7.85mmになるとされています。この本体サイズはディスプレイサイズが5.5インチのiPhone 8 Plusよりも小型です。

Bloombergが独自に入手した情報によると、6.5インチのiPhone XSは解像度が2688×1242となり、画素密度は5.8インチモデルと同じ458ppiとなる模様。また、iOS 12のベータ版から、6.5インチiPhone XSは新しいソフトウェア機能をサポートしており、iPadのような横向き画面モード「ランドスケープモード」をサポートするとされています。

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◆A12チップ
2つの画面サイズが用意されるiPhone XSですが、そのどちらもiPhone 8/8 Plus/Xに搭載されている「A11 Bionic」の後継チップとなる「A12」を搭載するとのこと。A12はApple初の7nmプロセスで製造されるチップで、小型で効率的なパッケージを採用しており、パフォーマンスの向上およびバッテリー消費の改善が見込めます。

チップパフォーマンスはiPhone XSの主な焦点になると予想されており、Bloombergは「2018年のiPhoneで大幅に性能を向上させる」と報じています。また、2018年7月にリークされたA12チップのベンチマーク結果によると、RAM(メモリ)は4GBに増加することが明らかになっています。

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◆カメラ
2018年に登場する新型iPhoneのもうひとつの注目点が、カメラです。2018年に登場予定の新型iPhoneについては、カメラ機能を強化してトリプルカメラを搭載するのでは、という予測もありました。

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しかし、結局トリプルカメラが登場するのは2019年以降になるとされています。

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トリプルカメラの登場が2019年以降になると報じたのはBloombergなのですが、そのBloombergが同時に2018年登場のiPhone XSでカメラ機能の大幅改善が予想されるとしています。なお、カメラがどのように改良されるのかは記事作成時点では不明です。

◆カラー
iPhone Xはスペースグレイとシルバーの2色展開でしたが、iPhone XSでは新色のゴールドが追加される見込みです。AppleはiPhone Xでもゴールドカラーのテストを行っていたことがFCCから流出した画像から明らかになっていましたが、最終的なラインナップにゴールドが追加されることはありませんでした。

しかし、iPhone XSではゴールドが新色として追加される模様。


見た目としてはiPhone 8「ゴールド」と同じようなものになることがわかります。


なお、2018年に登場予定のもうひとつの新型iPhoneである6.1インチモデルは、グレー・ホワイト・ブルー・レッド・オレンジの5色展開になると予測されています。

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◆価格
5.8インチのiPhone XSの販売価格は899ドル(約10万円)からになると予測されており、iPhone Xの999ドル(約11万円)からという価格設定よりも安くなるものと思われます。なお、iPhone XSの6.5インチモデルはiPhone Xと同じ999ドルから、という価格設定になるようです。


Appleの発表に先立ち価格を予想することは難しいとしつつ、「この価格設定が最も可能性が高い」と9to5Macは記しています。

◆発売日
2018年9月12日開催のイベントでiPhone XSが発表され、2週間以内に両方のモデルが発売されると9to5Macは予想しています。なお、過去の発売傾向からすると9月14日に予約注文がスタートし、9月21日に発売となるようで、これはドイツの携帯キャリアが通知した新型iPhoneの予約開始日と同じだそうです。

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◆その他
加えて、2018年登場のiPhoneでは、一部の地域で「デュアルSIM」の対応が実現するともいわれています。デュアルSIMをサポートすることで、iPhoneユーザーは旅行時などに簡単に使用するSIMカードを切り替えられるようになります。

他にも、2018年モデルのiPhoneではLightningケーブルを挿して使う専用のアダプタが同梱されないのでは、という報道もあります。これはiPhone 8/8 Plus/XでiPhoneがワイヤレス充電に対応したことが影響している可能性が示唆されています。

加えて、新型iPhoneでは既存の「USB-A - Lightningケーブル」ではなく、「USB-C - Lightningケーブル」が同梱されるという情報もあります。これはiPhone 8が登場する際にもウワサされていた情報です。なお、Appleは2019年にもLightningコネクターからUSB Type-Cコネクターへ移行するというウワサもあります。

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in モバイル,   ハードウェア, Posted by logu_ii

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