Googleドライブの改良版である「Google One」の一般ユーザー向け受付がスタート
Googleは2018年5月に「Googleドライブ有料版の名称を『Google One』に改め、これまで以上のサービスを提供する」と発表しました。以前からGoogleドライブ有料版を利用していたユーザーは、ここ数カ月で順次Google Oneへのグレードアップが無償で行われてきましたが、ついに2018年8月15日からアメリカ在住の一般ユーザーもGoogle Oneの利用が可能になることが発表されました。
Google One, a new plan for expanded storage with benefits to help you get more out of Google, is now available in the United States.
https://blog.google/products/google-one/upgrade-google-one-get-more-out-google/
Upgrading your paid storage with Google One
https://blog.google/products/photos/upgrading-your-paid-storage-google-one/
Google Oneがどのようなサービスになるのかは、以下のムービーで説明されています。
Introducing Google One
Googleの新サービスであるGoogle Oneが発表されてから数カ月、ついに一般ユーザーもGoogle Oneが利用できるようになりました。
Google OneはGoogleフォトやGmailといったさまざまなGoogleサービスと容量を共有可能。
たとえば写真を保存する目的ならばGoogleフォトが利用できますが、画質に制限がかかっているため、あまりにも高画質の写真の場合は自動で圧縮されてしまうことがあります。
しかし、Google OneにアップグレードしてGoogleドライブとGoogleフォトの容量を共有すれば、超高画質の写真をそのままクラウドに保存することができます。
Google Oneへアップグレードしたユーザーは、Googleのサポートチームと24時間いつでも直接やり取りすることが可能。
Googleのサービスに関するさまざまな質問を気軽に送ることができ、うっかり削除してしまったファイルの復元を依頼したり、Gmailの使い方について質問することができるとのこと。
他にも、Google Playのクレジットを受けたり、Google Oneメンバーだけに提供されるホテルの割引を利用したりすることもできる予定。
一番の目玉となるのが、Google Oneのストレージ容量を家族で共有できるという点です。
最大で5人の家族と容量を共有できます。
無料のGoogleドライブユーザーは15GBまでの容量を使用できますが、Google Oneでは100GBの容量を月額1.99ドル(約220円)、200GBまでの容量を月額2.99ドル(約330円)、2TBの容量を月額9.99ドル(約1100円)で利用することが可能で、最大30TBまでのプランを用意しているとのこと。また、Googleが過去に行ったプロモーションでゲットした容量についてはGoogle Oneのプランとは別のものとして計算されます。たとえば、「無料の15GB+プロモーションでゲットした50GB」を所持しているユーザーがGoogle Oneの100GBコースを利用する場合、「Google Oneの100GB+プロモーションでゲットした50GB」の合計150GBを利用できることになります。
記事作成時点では、Googleドライブ有料版を使っていない一般ユーザーでもGoogle Oneを使える国はアメリカだけですが、今後数週間で、さらに多くの国々でサービス提供を開始するとのことです。
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