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iPhoneのリーク情報でおなじみのアナリストがKGI証券を退社、今後のリーク情報はどうなる?


Apple関連の情報を扱うアナリストの中でも高い評価を集めているミンチー・クオ氏が、KGI証券を退社したことを報告しています。これまでiPhone関連のリーク情報をサプライヤーから集めていたクオ氏ですが、今後はAppleではなく新興産業に焦点を当てることを示唆しています。

Ming-Chi Kuo May Lessen Focus on Apple Following Reported Departure From KGI Securities - Mac Rumors
https://www.macrumors.com/2018/04/30/ming-chi-kuo-has-reportedly-left-kgi-securities/

クオ氏は、アジアのIT産業向けニュースを取り扱うDIGITIMESでシニアアナリストを務めた2010年から、多くのAppleの未発表製品やサービスに関する情報を伝えてきました。2012年初めにKGI証券に入社する前には、短期間ながらConcord SecuritiesでもApple関連の情報を分析しています。そんなクオ氏がKGI証券を離れることを伝えたのは、台湾の中時電子報

BloombergでApple関連の情報を担当するMark Gurman氏も、「Appleをカバーする最高のアナリストのクオ氏はKGIから別会社へ移籍するようだ。そして、移籍後はAppleとは異なる革新的な企業をカバーすると報じられている」と、ツイートしています。

Congratulations to Ming Chi-Kuo (the best analyst covering Apple) who is leaving KGI for another firm, and reportedly moving on to cover innovative non-Apple companies. https://t.co/m55yUVQSGG

— Mark Gurman (@markgurman)


クオ氏による情報は、台湾などのアジア諸国に存在するAppleのサプライチェーンパートナーから集められた情報が元になったものであり、しばしばAppleの製品ロードマップ上にあるプロダクトを正確に予測していました。例えば、2016年3月にクオ氏は「AppleはiPhoneラインナップに5.8インチOLED(有機ELディスプレイ)採用モデルが登場する」と予測しており、その約1年半後に5.8インチのiPhone Xが登場しています。

AppleのiPhoneラインナップに5.8インチモデルが登場する可能性 - GIGAZINE


また、2016年8月には新しいiPad Proのディスプレイサイズが10.5インチになると予測し、見事的中させています。

新しい10.5インチ「iPad Pro」の追加で2017年のiPadは3モデル展開、さらに曲面ディスプレイのiPadが登場か - GIGAZINE


他にもクオ氏は、Apple Watch Series 2でのGPS対応12.9インチのiPad ProやApple初のスタイラスペンApple Pencilの登場MacBook Proに新しく搭載されたTouch Barなど、さまざまな新製品の登場を正確に予測してきました。

なお、記事作成時点では報道についてクオ氏はコメントしておらず、今後もApple関連の情報をカバーしていく可能性もあります。

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in モバイル, Posted by logu_ii

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