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世界初の「フェイクニュース処罰法」施行、有罪判決第1号はなんとマレーシアへの外国人旅行者


世界で初めて「フェイクニュースを作成した者に刑罰を科す」という刑法改正を行っていたマレーシアで、ついに最初の有罪判決が下りました。有罪判決を受けたのはマレーシア人ではなくデンマーク人でした。

First person convicted under Malaysia's fake news law | World news | The Guardian
https://www.theguardian.com/world/2018/apr/30/first-person-convicted-under-malaysias-fake-news-law

マレーシアで導入された世界初の「フェイクニュース処罰法」については、以下の記事で確認できます。

フェイクニュースに最高6年の禁固&1300万円の罰金を科す新法がマレーシアで成立、国外犯にも適用 - GIGAZINE


マレーシアのフェイクニュース処罰法違反の嫌疑で初の有罪判決を受けたのは46歳のデンマーク人のSalah Salem Saleh Sulaiman受刑者。2018年4月21日にマレーシア国内でパレスチナ人男性が射殺された事件について、「警官の到着が遅かった」という内容の告発をYouTubeムービーで公開したことが、悪意を持ってフェイクニュースを広めたことにあたるとして逮捕・拘束されていました。「警察の到着に50分近くかかった」というSulaiman受刑者に対して、マレーシア警察は「到着には8分しかかからなかった」と反論していたとのこと。

Danish national first to be sentenced under Anti-Fake News Act - YouTube


2018年4月30日にクアラルンプールの裁判所は、Sulaiman受刑者の行為がフェイクニュース処罰法に違反するとして、罰金1万リンギット(約28万円)の有罪判決を下しました。フェイクニュース処罰法は2018年4月11日に施行されたばかりでしたが、3週間足らずで早くも有罪判決を受けた受刑者が登場したことになります。なお、Sulaiman受刑者は罰金を支払えなかったため、刑務所で1カ月過ごすことを選択したそうです。

なお、フェイクニュース処罰法はマレーシア国外犯にも適用されますが、当然ながらマレーシア国内の外国人も処罰対象です。Sulaiman受刑者はデンマーク国籍で、マレーシアには旅行で滞在中だったとのこと。滞在中に出くわした射殺事件についてYouTubeムービーで公開したことで、フェイクニュースの拡散行為によって世界で初めて有罪判決を受けることになりました。

記事作成時点でのマレーシアのフェイクニュース処罰法の最高刑は6年の禁固、50万リンギット(約1400万円)なので、マレーシア滞在予定の人はフェイクニュース処罰法の存在を強く意識しておいた方がよさそうです。

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