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写真共有サービスのFlickrがライバルサービスのSmugMugに買収され世界最大の写真サービスコミュニティが誕生


写真共有サービスのFlickrが、ライバルサービスのSmugMugに買収されたことを公式ブログで発表しています。

Flickr joins SmugMug to create the world’s best home for photography. | Flickr Blog
https://blog.flickr.net/en/2018/04/20/together-smugmug-flickr/

SmugMug snaps up Flickr photo service from Verizon's Oath
https://www.usatoday.com/story/tech/2018/04/20/smugmug-buys-flickr-verizon-oath/537377002/

写真サービスのFlickrは2005年にYahoo!に3500万ドル(約39億円)で買収されましたが、Instagramなどのソーシャル写真サービスの台頭によって成長が頭打ちになり、Yahoo!のマリッサ・メイヤーCEO(当時)によってサービス規模の拡大が目指されYahoo.comアカウントとの連携が取り入れられました。その後、Yahoo!のVerizonへの身売りに伴ってVerizon傘下のOathが保有していましたが、OathはFlickrをライバルの写真共有サービスであるSmugMugへ売却することになりました。なお、記事作成時点で買収金額は不明です。

Flickrがプロの写真家だけでなく一般ユーザーをも含めた写真共有サービスをほとんど無料で提供しているのに対して、SmugMugはプロの写真家を中心に写真を販売するサービスがメインで、微妙にサービス範囲は異なります。このため、SmugMugのドン・マッカスキルCEOは、両社の統合で写真家を中心とした世界最大の写真コミュニティーが誕生し写真を愛する人たちのコミュニティの活性化に重要なことだと述べつつも、Flickr事業をどのように運営していくかのかについて現時点で何か明確なビジョンがあるわけではないとも述べ、運営面で重要な決断を下す前にはFlickr従業員やFlickr利用者の意見を集約する予定だとのこと。


Flickrは公式ブログで、SmugMugと合流することでオンライン写真コミュニティの先駆的な立場にあることを確認しつつ、さらにクリエイターにとって最良の場所に発展させると述べ、今後のサービス内容など具体的な情報については2018年5月に提供できる予定だとしています。

SmugMugによるFlickr買収後も両サービスは統合されることなくそれぞれ存続する見込みです。マッカスキルCEOが述べる通り世界最大の写真コミュニティというメリットを活かしてそれぞれがサービスを向上させていくことが目指されますが、スマートフォンなどのモバイル端末への対応が遅れた結果、Instagramなどの写真関連サービスの台頭を許したFlickrが、サービスの輝きをどのように取り戻すのか、SmugMugのかじ取りが注目されます。


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