Flickrが2013年から2014年に使用されたカメラのランキングを発表
By Annafur
世界最大の写真共有コミュニティサイトのFlickrは、2013年初めから2014年末までの24か月間に使用されたカメラのブランド別・モデル別・タイプ別のランキングを発表しました。毎日多くの写真が投稿されるFlickrにおけるデータということもあり、なかなか興味深い様子が見えてきます。
Camera ownership on Flickr: 2013-2014 | Flickr Blog
http://blog.flickr.net/en/2015/01/13/camera-ownership-on-flickr-2013-2014/
◆ブランド別シェア
24か月間にわたるブランドのシェアの変化を表した以下のグラフでは、Samsungのシェアが2014年4月ごろを境に大きく伸びていることがわかります。その他のブランドはほぼ横ばいで推移しているようですが、CanonとNikonが減少傾向にあること、そしてPentaxがほぼ消滅寸前の状態になっているのが見てとれます。これは、K-3がPentaxではなくRICOHとしてカウントされていることも一因のようです。
By Bhautik Joshi
年ごとの全体シェア上位5位の推移はこんな感じ。2014年後半は減少が見られたCanonですが、1年を通じてのシェアは13.0%から13.4%へと微増して依然として1位をキープ。しかし一方のNikonは8.8%→9.3%へ上昇するも、7.7%から9.6%と2ポイント以上の増加を見せたAppleによって2位の座を奪われるという結果に終わっています。SamsungとSonyも伸びを見せており、特にSamsungは2.4%→5.6%と2倍強の増加を見せたのが特に目立っています。
By Matthew Roth
上の表をよく見ると、上位5ブランドの間で変動はあったものの、いずれもシェアの数値そのものは増加しているのが興味深いところ。上位5ブランドを合計したシェアは35.4%から42.1%へと増加しており、5強の力が強まっていることが示されていると言えそうです。
◆カメラ機種別シェア
ブランドの比較に続き、今度はカメラの機種ごとのシェアをチェック。Appleは2013年の時点でトップ3を占めていましたが、2014年にはiPhone 5sが2位に割り込む形でトップ4を占めるまでにシェアを拡大。これにCanonとNikonの各モデルが続きます。ブランド別シェアでは上位の座をキープしていた両社ですが、モデルが多岐にわたるためか機種単体のシェアではどうしてもiPhoneシリーズにはかなわない様子が見てとれます。
By Matthew Roth
◆モバイル機器別カメラ
モバイル機器に搭載されたカメラの利用シェアはこのようなグラフに。ハッキリとSamsungとAppleの2強体制であることがわかり、さらに2014年後半からはSamsungがシェアを伸ばしている様子がわかります。また、グラフからはNokiaが2年の間でシェアをほぼ半減させている様子も見てとることができます。
By Bhautik Joshi
モバイル機器カメラのシェア変動を見ると、単体モデルベースでは依然としてiPhoneシリーズが上位を占めており、Apple製品が少ないモデルでシェアを多く占めている様子がわかります。Apple製品が上位5機種で占めるシェアは全体の30%に届こうかという強いものとなっています。
By Matthew Roth
◆ミラーレスカメラ
ミラーレスカメラのグラフでは、ソニーの堅調さと富士フイルムの好調さ、そしてPanasonicがじわじわとシェアを落としている様子が伝わってきます。
By Bhautik Joshi
モデル別の推移はこんな感じ。2013年にはランクインしていたPanasonicがランク外となり、OLYMPUSをあわせたマイクロフォーサーズ陣営の勢力がじわじわと減少しているのが興味深いところです。
By Matthew Roth
◆デジタル一眼カメラ
このクラスになるとあまり多くのモデルチェンジがないためか、大幅な順位やシェアの変動は見受けられない様子。他のカテゴリに比べて、Nikonの存在感が際立つのが特徴的な結果となっていました。
By Matthew Roth
・関連記事
1996年以降のインターネットに君臨するトップサイト20の変遷を可視化するとこうなる - GIGAZINE
「Buffer」が売上の内訳を分解して利益額などを解説、驚愕の情報公開とは - GIGAZINE
ネットに関するあらゆるデータを分析した「インターネットトレンド」2014年度版でわかること - GIGAZINE
1年間で酔っ払う人が最も多い週など、お酒に関するデータを視覚化してみるとこうなる - GIGAZINE
18~34歳の人々がこの40年でどのように変わったのかがわかる「Young Adults Then and Now」 - GIGAZINE
・関連コンテンツ