2018年のiPhoneはアンテナ設計の一新で通信速度の爆速化を実現か?


2017年11月に「iPhone X」が登場したばかりですが、さっそく2018年に登場予定の新型iPhoneにまつわる予測が報じられています。情報源となっているのはApple関連の予測で多くの成果を挙げてきたKGI証券のアナリストであるミンチー・クオ氏です。

2018 iPhone models to boast enhanced LTE transmission, support 4x4 MIMO
http://appleinsider.com/articles/17/11/21/2018-iphone-models-to-boast-enhanced-lte-transmission-support-4x4-mimo

KGI証券のアナリストであるミンチー・クオ氏が、2018年に登場予定のiPhoneではアンテナ設計がアップグレードされ、フレキシブルプリント基板(FPCB)製から液晶ポリマー(LCP)製に変わる可能性が高いと述べました。ポリアミド製のFPCBと比べ、LCPは優れた周波数減衰や熱性能、耐湿性を持っています。

AppleはiPhone XのLCP製LTEアンテナモジュールをFPCBに統合していますが、iPhone 8シリーズではひとつのLCPモジュールが使用されるだけとなっています。そして2018年には、少なくとも2つのLCP製LTEアンテナモジュールがiPhoneに採用される予定で、それ以上のアンテナモジュールが搭載される可能性もあるとのことです。加えて、データの送受信を4つのアンテナで行うことで実現する高速通信技術の4×4 MIMOをサポートする可能性もあり、そうなれば現在のiPhoneよりも高速なインターネット通信が楽しめるようになります。


Apple以外の競合スマートフォンメーカーは4Gから5Gへの移行を計画していますが、Appleは4G LTE技術のポテンシャルを最大限に引き出すような方針であるといえます。なお、2018年に登場予定のiPhoneが目指すギガビット級の通信速度に対応した端末としては、4×4 MIMO技術やキャリアアグリゲーション技術を採用したSamsungのGalaxy S8が挙げられます。

iPhone X用のLCP製LTEアンテナの20~25%を供給しているAppleのサプライヤーであるCareerは、2018年に45~50%の受注シェアを達成する予定です。なお、2017年にiPhone Xで使用されたLCPモジュールはCareerと村田製作所製のもので、それぞれが製造したFPCBに統合されています。

なお、ミン・チー・クオ氏は2017年11月に2018年のiPhoneは「iPhone Xと同じベゼルレスデザインになる」と予測しており、OLED(有機ELディスプレイ)搭載モデルと液晶ディスプレイ(LCD)搭載モデルに分かれるとしていました。

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