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全世界の携帯電話網事情2016年8月最新版レポート、日本は普及率2位で速度は9位

By Pankaj Kaushal

リアルタイムで携帯電話の電波状況を確認できるアプリ「OpenSignal」が、2016年8月における全世界の携帯電話網事情を明らかにしたレポートを公開しました。3G・4Gの普及率や通信速度などを国別にまとめたランキングでは、日本が10位以内に入っています。

Global State of Mobile Networks - OpenSignal
http://opensignal.com/reports/2016/08/global-state-of-the-mobile-network/

3Gおよび4Gの国別普及率トップ20が以下の棒グラフになります。OpenSignalは96カ国を対象に調査を実施しており、以下のグラフをクリックすると96カ国のランキングを確認可能。3G・4Gの普及率でトップにたったのは韓国で、その普及率は98.54%。2位は日本で95.52%、3位はイスラエルで95.23%でした。トップ20に入った国は軒並み90%以上の普及率を記録していますが、その中でも韓国の98.54%は群を抜いており、2位の日本に3%の差をつけました。


通信速度の国別トップ20でも韓国が41.34Mbpsでぶっちぎりの1位。2位のシンガポールが31.19Mbpsで、1位との差は10Mbps以上あるということになりました。日本は21.25Mbpsで9位となっています。韓国・シンガポール・台湾・中国といったアジア諸国やノルウェー・デンマーク・スウェーデンなどの北欧諸国、さらにはハンガリー・リトアニア・クロアチア・チェコといった東欧諸国がトップ20に入っています。


3G・4Gの普及率を縦軸で、通信速度を横軸で表した統合スペクトラムがコレ。点が右上に近いと、普及率および通信速度が共に優れていることを表しています。普及率および通信速度で他の国を大きく突き放してグラフの右上に位置するのは韓国で、日本も他国と比べるとかなり優れた部類に入ると言えます。


以下は携帯電話でインターネットに接続している総時間のうちWi-Fi接続がどれくらいを占めるか表したグラフです。ダントツでWi-Fi接続を使用しているのはオランダで70.05%。IT関連メディアのVenture Beatよれば、オランダは公共Wi-Fiの接続スポットが整備されており、外出時でも携帯電話を頻繁にWi-Fiに接続している可能性があるとのこと。日本は13位で58.54%でした。


3Gおよび4Gの国別普及率を示した世界地図は普及率の高さを色の濃さで表していて、色が濃いほど普及率は高く、反対に薄くなると普及率は低くなります。色が濃い、つまり普及率が高い国は北米やヨーロッパに集まっており、アフリカは普及率の低さが目立つ結果になりました。


これは通信速度を示した世界地図。韓国が普及率の高かった北米やヨーロッパを差し置いて、他のどの国よりも濃い色になっています。

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in モバイル, Posted by darkhorse_log

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