ハードウェア

Core i7をファンレスで冷却可能だがどう見てもタワシなハイテクヒートシンクが登場


Intel Core i7などの高性能CPUやハイエンド・GPUの冷却には銅などの金属製ヒートシンクをチップに接触させ、ヒートシンクをファンで冷却するという方式が一般的で、このファンの騒音がデスクトップPC・ノートPCなどのうなり音の原因となり、多くの人を悩ませています。しかし、完全無音でPCのCPU・GPUチップを冷却できる一見「タワシ」なぶっ飛んだヒートシンク「SilentPower」が開発されました。

SilentPower - SilentPower - Der Beste seiner Art.
http://www.silentpowerpc.de/

これが「SilentPower」。黒いPCの上部からもぞもぞっと生えてきています。


タワシもといヒートシンクは銅製で、ワイヤーをスポンジ状に立体成型することで表面積を格段に増やし冷却効率を高めることに成功しており、通常使用で表面温度が50℃を上回ることはないとのこと。そして、第4世代Intel Coreプロセッサ(Haswell)のCore i7 4785T+NVIDIAのGTX 760をも一挙にファンレス冷却が可能。ファンレスなのでもちろん無音というわけです。


タワシ型ヒートシンクSilentPowerは、ドイツのスタートアップ企業SilentPowerが開発したもので、現在、製品化に向けてクラウドファンディングプロジェクトを実施中。2015年2月28日までに4万5000ユーロ(約620万円)を目標に出資を募っており、出資金額に応じてSilentPower+Core i7 4785T+NVIDIA GTX 760搭載の小型PCが発送される予定。699ユーロ(約9万6000円)の出資で8GBメモリ・500GB SSDのモデル、769ユーロ(約10万6000円)の出資で16GBメモリ・500GB SSDのモデル、1159ユーロ(約16万円)の出資で16GBメモリ・1TB SSDのモデルをゲットできます。

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in ハードウェア,   デザイン, Posted by darkhorse_log

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