取材

富野由悠季監督が「機動戦士ガンダム展 THE ART OF GUNDAM」開会式で「すごい何かを感じて欲しい」と挨拶


史上最大級の「機動戦士ガンダム」の展覧会である「THE ART OF GUNDAM」が7月12日(土)に開会しました。開会初日には会場の大阪文化館・天保山に、「機動戦士ガンダム」の監督を務めた富野由悠季さんが登場し、挨拶を行いました。

「機動戦士ガンダム展」THE ART OF GUNDAM
http://www.gundam-ten.jp/

機動戦士ガンダム展 THE ART OF GUNDAM|イベント| 大阪文化館・天保山
http://www.osaka-c-t.jp/event/gundam/

まずは主催者である朝日新聞社 執行役員 企画事業担当である坂本弘子さんから挨拶が行われました。朝日新聞では直近でガンダム関連の連載をしており、今回のイベントも一面で扱うほどだとのこと。


そして、現在シリーズ最新作である「Gのレコンギスタ」制作の真っ最中であるにも関わらず、富野由悠季監督が開会式のために東京から駆けつけてくれました。


富野由悠季:
おはようございます。昨日ざっと見せていただいて、ほっとしたと同時に、驚かされました。自分自身が現場、スタジオで見ていたときは現場作業の絵でしかなかった、マテリアルでしかなかったものを、こうして35年経ってまとめて見せてもらって、びっくりすることが起こりました。

我々は暮らしに毎日一生懸命なので、色んなことを忘れているということを思い知らされました。35年前の巨大ロボットの原画や背景ですが、それが持っているビビッドな力というものがどういうものか、思い知らされました。ことに大河原、安彦、中村の絵が持っている力というものが、我々がいまデジタル時代になって絶対に忘れちゃいけないよというものを見せられたようで、衝撃を受けました。


お年を召した方は、それがどういうものか、何かを見抜いて欲しい。これから大きくなっていくお子たちには、一見楽しく見えるものにすごい何かが含まれていることを感じていただけたら嬉しいと思います。そういう展示になっていると思いますので見ていただきたい。「楽しんで下さい」とは言いません。今言ったようなことを考えていただきたい。お子たちは、とにかく「わあーっっ」として見ていただくだけでも結構なので、ぜひ見ていただきたい。

こういう形で会場をご提供いただいてガンダム展を開催することができました。関係者には御礼申し上げます。どうも本当にありがとうございました。


富野監督による挨拶のあと来賓紹介があり、大阪文化館・天保山 大阪シティドームの湊通夫代表取締役社長、創通の青木建彦代表取締役社長、朝日新聞社の坂本弘子執行役員企画事業担当、富野由悠季監督、バンダイの上野和典代表取締役社長兼チーフガンダムオフィサー、サンライズの宮河恭夫代表取締役社長によるテープカットが行われました。


「機動戦士ガンダム展 THE ART OF GUNDAM」富野由悠季監督らによるテープカット - YouTube


「機動戦士ガンダム展」は8月31日(日)まで開催、時間は10時~20時で会期間の休みはありません。料金は一般・大学生が2000円、中学・高校生が1500円、4歳~小学生が800円です。

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in 取材,   動画,   アニメ, Posted by logc_nt

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