野菜・魚介・肉のカレー6種などロイヤルホスト「32年目の夏カレーフェア」の新商品全種類試食レビュー
ロイヤルホストは2014年6月17日(火)から「夏、カレーしましょう」と銘打った32年目となるカレーフェアを開催しています。「野菜と食べる スパイスチキンカレー ~5種のスリランカ風おかず~」「カシミールビーフカレー ~3種の薬味~」「ブイヤベースカレー~サフランライス&ナン~」「クラブミートドライカレー ~ニューバーグソース~」「懐かしの印度風チキンカレー」「アンガスビーフ The ROYAL 欧風カレー」の6種のカレーのほかに、前菜やイタリア式かき氷のグラニータ3種などが新メニューとして発売されていたので、実際に食べに行ってきました。
ファミリーレストラン ロイヤルホスト - Royal Host -|カレーフェア
http://www.royalhost.jp/special2/
ロイヤルホストに到着。
さっそく全ての新商品を注文。
◆前菜
まずは全てのカレーにセットで付けられる前菜の「トマトとじゃがいもセット」が到着。カレーの価格にプラス税別480円で、カロリーは94kcal。
まずはミニトマト「千果」のカクテルから。
糖度の高い千果とビネガーの酸味で、さっぱりと食べられる前菜に適した1品。
次はじゃがいも「西豊」のビシソワーズ。真ん中にはコンソメのジュレが乗っています。
じゃがいもはていねいに裏ごしされており、非常にさらっとした食感。じゃがいもの味わいとともに生クリームとパセリの風味が良い組み合わせで、こちらも冷たくスッと食べられます。
さらにインドの定番ドリンク「ラッシー/マンゴーラッシー」(税別180円)も新商品として販売されていたので注文しました。
ラッシーは甘さ控えめでカレーといっしょに食べても邪魔になりません。
「マンゴーラッシーは混ぜてからお飲みください」と案内があったので、混ぜるとキレイなオレンジ色になります。飲んでみると、マンゴーが本格的な味わいで、どちらかというと食後向きですが、どちらか頼むならマンゴーの方がオススメ。
◆野菜を楽しむカレー
そうこうしている内にカレーが届き始めました。まずは「野菜と食べる スパイスチキンカレー ~5種のスリランカ風おかず~」(税別1280円/916kcal)。
ライスの上には「じゃがいものスパイス炒め」「空心菜のスパイス炒め」「かぼちゃのココナッツ煮」「ナスのハニーマスタードビネガー」「オニオンのシトラスマリネ」という5種類のスリランカ風おかずが乗っかっています。
カレーはスープカレーのようなさらっとしたルーで、スリランカ料理に使われるモルジブ・フィッシュの代わりに鰹節が使われた魚介類の風味が強いカレー。ルーには油が浮いており、これはショウガとバンダナスリーフという香草から作られた「パンダンオイル」とのこと。
ご飯にカレーを付けて食べてみると、一瞬「ラーメンのスープ?!」と思うほどつけ麺の魚粉のような風味とダシの味わいを感じますが、その中でスパイスが効いているという変わった味付けです。鰹節が使われているためか、ご飯にとても合うのでパクパク食べられます。辛さは3段階中「2」となっており、辛みは感じるものの激辛ではありません。
ナスは酸っぱいもののカボチャは甘かったりと、野菜ごとに味付けが違うので最後まで飽きないのもうれしいところ。東南アジア料理が好きなら間違いない味付けのスパイスカレー。
具のチキンはほろほろに煮込まれており、大きなチキンが複数入っているので満足感もバッチリです。
次は「カシミールビーフカレー ~3種の薬味~」(税別1080円/889kcal)。18種類ものスパイスを使用して、辛さレベルは「3」と最も辛いカレーの1つ。
ガーニッシュオニオン・レッドキャベツマリネ・バナナとリンゴのチャツネという3種類の薬味も付いています。
具材にはごろっとしたカシミールビーフのほかにニンジンやししとうが入っており、食べ応えがありそう。
ご飯に盛りつけてみるとこんな感じ。ルーはスープカレーのようなさらっとしたもの。
食べてみると、唐辛子っぽい強めの辛みがベースですが、しっかりコクも感じられ、肉ブロックと共に食べるとうま味も加わります。激辛ではないものの、辛い物が苦手な人は厳しいレベルかも。
3種類の薬味の中でも甘いフルーツチャツネは珍しい味わいで、深い甘みによって辛みを中和することが可能。
◆シーフードを楽しむカレー
「ブイヤベースカレー ~サフランライス&ナン~」(税別1580円/815kcal)は、カレーの海から突き出たカニのハサミが目を引くシーフードカレー。
具材にはずわい蟹・ムール貝・エビ・アサリ・イカ・赤魚が使われ、ブイヤベースというだけあり、そのままルーを味わっても魚介類のうま味を濃厚に感じられます。
備え付けのガーリックと卵黄の「アリオリソース」は、少しずつ足しながら好みの度合いに仕上げるとのこと。
アリオリソースが加わると、まろやかさとさらなるコクが追加され、一層とぜいたくなカレーを味わえるようになります。
また、ナンだけでなくサフランライスもセットになっており……
ナンはふわふわもちもちでカレーとの相性は言うまでもないほど。
サフランライスにも魚介のうま味が絡みます。
6種類の中ではもっとも高価ですが、物足りなさを感じさせない満足感のあるカレーに仕上がっています。
「クラブミートドライカレー ~ニューバーグソース~」(税別1330円/976kcal)は、カレーソースではなく、ドライカレーにホワイトソースとアメリケーヌソースを合わせたクリーミーなソースをかけて食べる1品。
ドライカレーの上にはカニクリームコロッケとずわい蟹のむき身が1本。
25年前に営業していたとある洋食屋の裏メニューを参考にしたもので、ソースをかけるとドライカレーを食べていることを忘れるほどの濃厚なクリーム感です。このクリームがかかったずわい蟹もグッド。
カニクリームコロッケはフォークで「サクッ」と割れるほどカラっと揚がっており、クリームソースと相まって洋食っぽい感じ。
ホワイトソースが好きな人には間違いなしで、重くなってきたらレモンでさっぱりとすることも可能。
◆シェフの味を楽しむカレー
続いて「懐かしの印度風チキンカレー」(税別1080円/773kcal)。
カレー6種類中3種類は、以下のようなライスにフライドオニオンと福神漬けを盛りつけたものが付いています。
インドカレーらしい本格的なスパイス感で、ブイヨンやじっくりいためた玉ねぎの甘みの効いた深い味わいです。チキンはしっかり味が染みこんでいてほろほろの柔らかい仕上がり。
玉ねぎがどろどろになったルーはドロッとした感じで、ご飯にかけると相性はもちろんのこと、フライドオニオンもサクサクで食感がナイス。
唯一、鍋に入って提供される「アンガスビーフ The ROYAL 欧風カレー」(税別1480円/1165kcal)。フタを開けるととろけたグルーエールチーズがかかった大きなアンガスビーフが目に付きます。
とにかくアンガスビーフを味わうべくかじりついてみると、大きなブロックながら肉質は柔らかく、脂っぽさをさほど感じません。しかしながらルーからビーフのうま味をさほど感じないのは残念なところ。
ご飯に良く絡むドロッとしたルーは6種の中ではもっともベーシックな系統のカレーですが、コクはチーズから感じるくらいで、玉ねぎやリンゴの甘みがかなり強めなので子どもが好きな味付けかも。
◆デザート
6種類のカレーを食べた後はデザートが続きます。まずは「抹茶のグラニータ」(税別380円/220kcal)、「苺のグラニータ」(税別380円/211kcal)、「コーヒーのグラニータ」(税別380円/168kcal)の3種。グラニータはイタリア版かき氷のこと。
トップにホイップクリームと苺が載った苺のグラニータは、氷の中にも苺があり、底にはアイスが敷き詰められたデザート。
食べてみると、グラニータのシャーベットはフレーバーを入れてから凍らせるため、ガリガリとした食感のシャーベットは隅々までストロベリーシロップが感じられます。全てのシャーベットがかき氷の最も濃い部分という感じで、底のアイスやホイップと合わせることで上品な味わいになります。
抹茶のグラニータには小豆と白玉入りで和風な雰囲気。
甘すぎない本格的な抹茶のシャーベットで、小豆の甘さと合わさるとちょうどよくなります。
アイスと食べると抹茶ラテのような味わいに。
なお、どのグラニーテもアイスはかなり底の方にあるので、アイスが残ってしまわないよう注意が必要。
ホイップにパウダーがかかっておしゃれな雰囲気のコーヒーのグラニータ。
アイスとシャーベットの間にはコーヒーゼリーが挟まれています。
コーヒーも抹茶同様に甘さ控えめで、大人のデザートとしても良さそう。
コーヒーゼリーはコーヒーの香りが強く感じられ、食後に最適のデザートとなっています。
最後のデザートはアイス・苺・ブルーベリーソースをクレープで包んだ「サマー・ホワイト ~クレープアイス~」(税別480円/426kcal)。
ナイフを入れてみると、クレープはフォークを添えなくても「スッ」と刃が沈むほど柔らかく仕上げられています。
中からは鮮やかな苺とブルーベリーソースのかかったアイスクリームが登場。子どものデザートとして注文すると喜んでくれそうです。
なお、ロイヤルホスト32年目のカレーフェア「夏、カレーしましょう」は、6月17日~9月下旬まで開催しています。夏の到来をカレーで感じるというのもなかなかアリです。
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