試食

「鹿児島から届いた車エビのカレー」などロイヤルホスト「日本のおいしさGood JAPANフェア」新作メニューを一足先に味わってきました


ロイヤルホストは毎年恒例となった夏のフェアを2015年6月25日(木)から全国の店舗でスタートさせるのですが、今年は「日本のおいしさGood JAPANフェア」というテーマのもと、日本各地のおいしい食材を幅広く取り入れたという新作メニューが発表されました。恒例のカレーを中心にステーキやハンバーグ、地鶏を使った炊き込みごはんなどの和風メニューをフィーチャーしたというラインナップを一足先に食べられる試食会が開催されたので、一足先に食べてきました。

日本の自然と人がつくる恵みの食材を料理でご紹介「日本のおいしさGood JAPANフェア」~6月25日(木)から全国のロイヤルホストでスタート~
(PDFファイル)http://www.royal-holdings.co.jp/ir/backnumber/pdf/news/2015/news_20150602_02.pdf

夏季限定のひんやりデザートが登場「氷グラニータ」&「ティラミス・アフォガート」~6月18日(木)より全国225店舗で販売スタート~
(PDFファイル)https://www.royal.co.jp/news/pdf/20150602-0201.pdf

初夏を彩るさくらんぼ(佐藤錦)のパフェ 盛夏に味わう瑞々しい桃のデザート2種~全国のロイヤルホストで販売~
(PDFファイル)http://www.royal-holdings.co.jp/ir/backnumber/pdf/news/2015/news_20150616.pdf

ロイヤルホストに到着。通常営業されているお店の一角で試食会が開催されました。


試食のテーブルに着くと、なんとまずはロイヤルホストご自慢という新ビール「キリン 一番搾りプレミアム」が出てきました。「プレミアム」という名前がついた一番搾りは飲食店向けに限定醸造されるビールと言うことで、一般には販売されていないものとのこと。


普段はキリンビールの直営店などで販売されているものですが、今回はロイヤルホストがレストランチェーンとして初めて提供に成功したビールだそうです。ゴクリと飲んでみると、豊かな香りがぶわっと感じられ、非常に濃厚な口当たりなのですが、不思議にも一瞬の間をおいて「スッ」と風味が去り、爽やかな後味だけが残ります。その味わいはまさに「プレミアム」という名がふさわしいと感じられるほどのもので、いいビールを飲んでいるという実感に包まれる味わいでした。


価格は小サイズが税込388円、中サイズが税込594円となっています。お値段も少しだけプレミアムですが、プレミアム系の濃いビールが好きな人なら試してみる価値はありそう。


ビールを味わっていると、前菜メニューの「長崎県・鹿児島県産"デジマ"で作ったビシソワーズ(税込486円)」と「香川県産 さぬき蛸とセロリのセビーチェ(税込486円)」が運ばれてきました。いずれも今夏の限定メニューに選ばれた商品です。


長崎・鹿児島産のじゃがいも「デジマ」を使い、冷たいスープに仕立てたというビシソワーズには、ダークブラウンのコンソメゼリーとグリーンのパセリが添えられ、見た目にも涼しげな印象。


ひと口食べてみると、デジマのほろ甘い味わいが広がりつつ、キリッと冷やされたスープがとても爽やかに感じられます。スープにはデジマのほか、フランス料理などで用いられるネギの一種・リーキが用いられており、甘みに変化を加えているとのこと。両食材の甘みとコンソメの味がミックスされ、スキッとした印象が残る一品でした。


続いて、香川産のさぬき蛸(たこ)と国産セロリをコリアンダー風味のドレッシングであえたマリネ料理「香川県産 さぬき蛸とセロリのセビーチェ」を食べてみます。


まずはたっぷりとドレッシングのかかったタコをパクリ。食べた瞬間にガーリックのような風味を感じ、ドレッシングの酸味が印象的な一品。後味にはほのかな辛みを感じるのですが、実は隠し味的に「からし」が使われているとのこと。こりこりした食感のタコとサッパリとしたドレッシング。


セロリとタコを一緒に食べてもグッド。ドレッシングの爽やかさにセロリの風味と歯ごたえがマッチして、爽やかさがさらにアップ。ただし、セロリ満点の風味になるので、苦手な人はよく考えてから注文したほうが良さそうです。


前菜メニューの次には、はかた地どり飯とカレーが運ばれてきました。本来はミニサイズの讃岐うどんとセットになっていますが、今回は試食会用に地どり飯とカレーだけを試食することに。


いざ食べようとすると、「まずは地どり飯だけで食べて下さい」という担当者からの言葉。よく見れば程よく色づいた炊き込みごはん風になっており、確かに単体だけでもおいしそう。ぱくりと食べると、だしの風味がよくきいたご飯の風味がとてもグッド。程よくショウガの風味が感じられ、甘み・うまみはありつつもキリッとした風味は夏メニューにピッタリで、単体メニューとしても十分通用しそうな仕上がりでした。聞くところでは、ショウガを切る際の太さや長さも細かく指示されており、繊細な味を守るための工夫が凝らされているそうです。


それでは、はかた地どりのカレーとミックスした時の仕上がりはどうなっているのか、さっそく食べて確認してみることに。


カレー単体で食べてみると、程よくスパイスがきいていますが辛すぎることはなく、まったりとした口当たりが印象的。


地どり飯とカレーという組み合わせは結構めずらしいものでしたが、実際に食べてみると違和感の類いは全く感じられず、うまくマッチしています。カレーの辛さと地どり飯の甘みがそれぞれ適度に混じり合い、ショウガの風味もビックリするぐらいすっと溶けこんでいました。少しめずらしいカレーですが、これはかなり「アリ」の評価を得ることになりそう。


カレーを味わっていると、厨房から見事な車エビが運ばれてきました。ロイヤルホストの担当者が鹿児島まで出向いて買い付けたという車エビですが、これが何に使われるのかというと……


ライスの上に2匹の車エビと帆立フライがのった「鹿児島から届いた車エビのカレー(税込1922円)」でした。ライスの上には2匹の車エビと帆立フライがのせられていました。


まずは車エビだけをパクリ。期待通りにプリッとした身の歯ごたえがよく、甘みのある風味もグッド。上記のように仕入れられた車エビはお店で一匹ずつ串を通し、程よい加減にゆであげてから一匹ずつ殻をむいて提供されるとのことです。


カレーにもエビのエキスが入っています。長崎・大分・沖縄産の車エビをすりつぶし、カレーに混ぜているとのことで、実際に食べてみると香ばしいエビの風味がビックリするほど襲ってきました。


エビとの相性も文句なしにグッド。海鮮カレーに感じることもある特有の「生臭さ」もなく、エビの香ばしいところだけがうまく溶けこんだ甘辛いカレーに仕上がっていました。


車エビのインパクトに比べると帆立はわりと普通な印象でしたが、こちらもほのかに甘みが感じられて帆立らしいフライになっており、カレーとの相性もバッチリ。


エビを味わっていると、今度は超巨大なマッシュルームが運ばれてきました。iPhone 5sとほぼ同じ大きさのマッシュルームは岡山県産ものので、こちらもロイヤルホストの担当者が足しげく通って仕入れたという一品。これももちろんカレーの具材になるというわけです。


そしてこれがマッシュルームを使った「岡山県産ジャンボマッシュルームと国産牛のカレー(税込1814円)」。見るからに濃厚そうなビーフカレーには牛すね肉が使われており、かなり王道めいたカレーになっていることが予想されます。


バターと塩コショウのみでソテーしたというジャンボマッシュルームは、ライスの上にかけたマッシュルームソースの上に置かれています。少し顔を近づけると、ほのかに漂ってくるバターの香りが実に食欲をそそります。


マッシュルームだけを食べてみると、期待を上回るバターの風味が非常に豊か。もはやコレのみで完結しており、ぜひとも単品メニューとして提供して欲しいぐらいの仕上がり。取材に同行したキノコ類が苦手な編集部員が全く問題なく完食してしまうほど。


そしてビーフカレーはまさに「王道」そのもの。コクがあってまろやかで濃厚なビーフカレーになっており、カレーを看板メニューの1つとするロイヤルホストの気合いが伝わってくるよう。


マッシュルーム・牛すね肉・ビーフカレーをスプーンにすくってパクリといくと、全部のうまみが一体となってドーンと押し寄せてきます。バターが濃厚なマッシュルーム、トロトロの牛すじ肉、程よくスパイシーで王道を行くビーフカレーのおいしいところが全部合体してしまった感じで、とにかく濃厚につぐ濃厚さが印象に残りまくるカレーでした。


濃厚カレーの波状攻撃のあとは、サッパリとしたグラニータでお口をリセット。運ばれてきたのはブラックベリー・ブルーベリー・クランベリーを使用した「3種ベリーのグラニータ(税込486円)」。今回は試食会のため少し小さめの器で提供されていますが、実際の提供時にはこの1.5倍ぐらいの大きさのグラスに入れられるので、ボリューム感も問題なさそう。


グラニータはイタリア語で「粒々にした」と意味する言葉で、商品ではクランベリー色に染まった氷が細かく砕かれていました。氷を掻いてからシロップをかける「かき氷」とは異なり、氷そのものに風味がついているグラニータは、食べても食べても風味が変わらない一品です。氷の上には、ブラックベリーのソースとブルーベリーの粒がのせられていました。


まずは上の部分の氷をすくってシャクッ。クランベリーの甘酸っぱさとベリーの風味が一瞬で口の中をサッパリさせてくれました。


氷の中にはカットされた黄桃とヨーグルトソースが入っていました。色んな甘さや酸味が混じって、風味豊かで爽やかな一品となっていました。


6月25日に発売される新メニューは、「夏のカレー」として「鹿児島から届いた車エビのカレー(税込1922円)」と「岡山県産ジャンボマッシュルームと国産牛のカレー(税込1814円)」が2種、「ステーキ・ハンバーグ」では「200g国産牛リブロースステーキ~きたあかりのホイル焼き~(税込2678円)」、「黒毛和牛と黒豚を使った黒×黒ハンバーグ&北海道猿払の帆立フライ~きたあかりのホイル焼き~(税込1598円)」、そして「冷たいうどん」として「はかた地どり飯とハーフ讃岐うどんZen~はかた地どりのカレー付き~(税込1490円)」と、「冷やし讃岐うどんZen~瀬戸内の穴子と香川のさぬき蛸~(税込1382円)」の6品。


また、メインメニューに合わせた前菜が3種用意されており、従来メニューの「スモークサーモンと野菜の自家製テリーヌ(税込486円)」、そして新メニューである「長崎県・鹿児島県産"デジマ"で作ったビシソワーズ(税込486円)」、「香川県産 さぬき蛸とセロリのセビーチェ(税込486円)」が用意されています。


さらに、上記メニューに一足先だって6月18日(木)からは、こちらも夏季限定メニューとして「抹茶のグラニータ(税込432円)」、「懐かしのミルクセーキグラニータ(税込453円)」、「3種ベリーのグラニータ(税込486円)」と、「ティラミス・アフォガート(税込594円)」がラインナップされています。


さらにさらに、6月18日(木)には山形県さくらんぼ「山田錦」を使ったさくらんぼ(佐藤錦)のパフェ ~ロゼワインのジュレ仕立て~(税込950円)が、そして7月2日(木)からはフレッシュな桃を使ったフレッシュ桃のパフェ ~ピーチ・メルバ風~(税込896円)とThe Peach ~ラズベリーソースを添えて~(税込540円)がそれぞれ発売される予定となっており、矢継ぎ早に新メニューが次々に投入されることになっています。

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in 試食, Posted by darkhorse_log

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