100年前に使われていた生活に役立つ10個の知恵「10 Lifehacks from 100 Years Ago」

By Viktor Hertz

1880年代の終わり頃から、タバコの製造会社はタバコの入ったパックを頑丈にするために硬いカードをパックの中に入れるようになったそうですが、次第にこのカードに雑学・有名人・かわいい女性などのイラストを描くようになり、一部の収集家に好まれるようになります。さらに1910年代には「How toシリーズ」として日常や緊急時に役立つライフハックが描かれたものを販売しており、このカードに描かれたものを「10 Lifehacks from 100 Years Ago」としてMental Flossが公開しており、少々荒っぽいものもありますが困ったときに役立ちそうな先人の知恵がそろっています。

10 Lifehacks from 100 Years Ago | Mental Floss
http://www.mentalfloss.com/article/51702/10-lifehacks-100-years-ago

◆1：消火器を作る方法
1ポンド(約450グラム)の塩と0.5ポンド(約230グラム)の塩化アンモン石を2クォート(約1.9リットル)の水に溶かして、1クォート(約0.95リットル)ずつ酒瓶の中に詰めれば完成。火災が起きた際にはこれを火の中に投げ入れればOKです。

◆2：破片を取り出す方法
ガラスの破片などが肌に刺さったり食い込んだ際には、口部分が広いビンと大量のお湯で対処可能です。ビンの中にたっぷりのお湯を注ぎ、破片が食い込んでいる部分をビンの口にしっかりと押し当てます、お湯の温度が下がれば肌がビンに吸い付いて破片を取り出してくれる、という仕組み。

◆3：卵の保存方法
暑くなってくると卵がすぐに傷みますが、乾燥した箱や缶の中に塩を入れ、その中に卵を埋めるようにして保存することで、卵を長期間保存することが可能になるようです。卵と塩を入れた容器は涼しくて乾燥した場所に保管すればよりグッド。

◆4：木を倒す方法
木を倒したい方向を決めたら、最初は木の根元に向かって斜め45度に切り込みを入れ、次に垂直に切り込みをいれてくぼみを作ります。そしてくぼみ部分を作った逆側の少し上にも同じようにくぼみを作って木にロープをかければ、倒したい方向に木を引っ張ることで楽に木を倒すことができます。

◆5：凶暴な犬を止める方法
杖や棒の先に帽子やハンカチをくくりつけて左のイラストのように持ちます。犬は噛みつこうとしてくる際に必ず足で相手の防御姿勢を崩そうとしてくるので、足で蹴れば犬が寄ってくるのを邪魔することができます。

◆6：休暇で外出中でも植物に水をやる方法
大きなバケツを水で満たして、水をやりたい植物よりも少し高い位置に設置。そしてゆるく編んだウールのひもを、バケツの中から水をやりたい植物の土の上に置けば、長期間植物から離れていても水が残っている限りは水やりができます。

◆7：風の中でマッチをつける方法
風の中でマッチをつけるとすぐに火が消えてしまうので、火のともる部分の近くをささくれ立たせておけば、薄い木くず部分にすぐに火がつき大きくて強い炎になるので、風の中でもマッチを使えるようになる、とのこと。

◆8：川を渡るためのイスを作成する方法
木に強めのロープを結んでから、ロープの端を少年に持たせて川を泳いで渡らせ、反対岸に着いたらロープを木に固定させます。イスと滑車を固定したロープに取り付けイスにもロープを付ければ、岸にいる人がロープを引っ張ることで泳げない人も川を安全にわたることができるようになります。

◆9：感電から人を助ける方法
感電している人が何かを掴んだまま感電しているならば、それを引き離す際にはゴム手袋か防水コート、あるいはある程度の厚さの乾いた布が必要。電流の流れを切る際は、ガラスか乾燥した木材の上に立って行動を行い、止めた後はすぐに医者を呼んであげてください、とのことです。

◆10：浄水器を作る方法
バケツの底に穴を空けて、中にきれいな石・小石・粗い砂・細かい砂を層になるように敷き詰めれば手軽に浄水器を作ることができます。