プラス思考になるための8つのポイント

By Lucas

「幸福の重要な要素であるプラス思考は自分にとって否定的なものに対して無感覚になることでは無く、自身の中で物事を健全な見方で捉える思考法のことであり、認識と行動の修正を行うことで、誰でもプラス思考になることが可能。そしてそのためには決断と一貫性が重要」だということで、バージニア州大学の心理学者であるロヤ・ロハニ・ラドさんが、プラス思考になるために重要な8つのポイントを紹介しています。

Roya R. Rad, MA, PsyD: How to Become a Positive Thinker
http://www.huffingtonpost.com/roya-r-rad-ma-psyd/positive-thinking_b_3267243.html

◆1：自分を見る際の視点を変える
プラス思考になるためのひとつ目の方法は、否定的な出来事に捕らわれる代わりに肯定的な出来事に注目する、というもの。例えば自分の思うように仕事が進まない場合、それにイライラするのではなく、自分には仕事があり状況を良くするための時間を設けることができる、という事実に注目すると良いとのこと。

By Phil Snyder

◆2：自己評価を変える
自分への評価を正し、自身の行動を完璧なものとして捉えるのではなく適度なものに変えるというのもプラス思考になるための手段のひとつ。自分の弱みを他者の強みと比較し、次に自分の強みと他者の弱みを比較、そして自分自身と他人とを比べます。多くの人は自分の弱みよりも強みに注目しますが、強みと同時に自分の弱みにも気づける人は、より健全な自己評価ができています、とラドさん。

By billsoPHOTO

◆3：自分を励ます
自分にご褒美よりも罰を与えがちな人はその習慣を正すべき、とラドさん。自分がこれまでどれくらい頑張ってきたのかをよく考え、自分自身を認め、これから自分がどうなりたいのかをよく考えることがプラス思考につながるわけです。

By .matter.

◆4：根拠を備えた結論を引き出す
実際の出来事を見て物事を判断することも重要です。例えば、「今向かいあっている相手」が自分と仲が良くない人に似ているからといって、「今向かいあっている相手」が自分を騙そうとしていると勝手に決めつけてはいけない、とラドさん。自分の仮定が正しい根拠があるかどうかを確かめるために、他の要素をよく考えて物事を判断することが重要というわけ。

By Tomas

◆5：事態を勝手に解釈しない
多くの場合、人の話し方は個人個人の個性や長所、気分によって決まるものであり、大抵の場合は相手に左右されるものではありません。ウェイトレスが来るのが遅いからといってイライラするのではなく、ウェイトレスには他にも多くの仕事があり、今日が偶然体調の悪い日だったのかもしれない、と考えてみることで無用なイライラや誤解を回避できます。

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◆6：「どちらか一方」という考え方をしない
完全主義に基づいた二分法は望ましくない結果を生みます。「これはこの方法で行われるべきだ」と決めつける代わりに、「私はこの方法を支持します、しかしこの方法以外にも行うべき方法があると思います」と言う方が、より良い結果を生むことになるでしょう、とラマさん。

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◆7：感情的な理由付けを行わない
人には個人個人に「好きではないもの」があるかもしれませんが、好きではない論理的な根拠を持っていない場合、そういった考え方を捨てるべきとのこと。

By Debora Bogaerts

◆8：「もしも…」の考えに挑戦してください
あまりに恐ろしい場面に遭遇した時、最悪のシナリオを想像し、最悪のシナリオを回避する方法を考えるのもプラス思考につながるそうです。最悪を想定することで、何に対しても覚悟が持てるようになり、「恐れ」が思考を邪魔することがなくなります。

By Blake

なお、ラドさんは「プラス思考な人は『より優れた問題解決者』であり、他の人とより良い交流を持て、自分の生活に満足することができる人物である」と語っています。