iPadに対抗した「LePad」登場へ、ThinkPadのLenovoがAndroidタブレットを開発中
4月にアメリカで先行発売され、5月から日本を含む世界各国での販売が開始されたAppleのタブレット端末「iPad」が好調に売れ続ける中、高い堅牢性を備えたビジネス用モバイルノートパソコン「ThinkPad」でおなじみのLenovoが、Googleの携帯電話向けOS「Android」を採用した「LePad」と呼ばれる対抗製品を発売することが明らかになりました。
なお、上記画像はタブレットにもなるノートパソコン「ThinkPad Xシリーズ Tablet」です。
詳細は以下から。
Lenovo LePad Tablet
Lenovo to Release Tablet PC at Year's End - PCWorld
この記事によると、中国のパソコンメーカーLenovoが「LePad」と呼ばれるタブレットパソコンをリリースする予定であるそうです。発売は年末を予定しており、採用されるOSはGoogleの「Android」になることをLenovoのコンシューマービジネスグループのシニアバイスプレジデント、Liu Jun氏が明かしています。
なお、Apple対抗製品を発売するにあたって、Lenovoに勝算があるのかどうかが気になりますが、同社会長のLiu Chuanzhi氏は「Appleが中国市場に関心を持っていないこと」が大きな要因となることを挙げており、海外展開を促進するよりも前に莫大な人口を抱える国内市場で確固たるシェアを獲得することが戦略であるとしています。
ちなみに今年5月にLenovoが国内向けに発売したスマートフォン「LePhone」がヒットするなど、Lenovoは中国で高い知名度やブランド力を誇っているため、Appleが進出してくるよりも先に対抗製品を中国市場で販売することでシェアを固めることで、十分Appleに対抗できるということのようです。
これが「LePhone」です。
Hands on and video: Lenovo’s Lephone
タブレット端末を持ち運ぶ際の難点の1つに強度が挙げられることを考えると、ThinkPadのような超堅牢ボディのタブレットが発売されるのであれば、確かに欲しくなるかもしれませんね……。
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