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生き延びるために鉄壁の守りを手に入れた屈強な動物たち10選


動物は敵に遭遇すると身を守ろうとしますが、その方法がとてもユニークな動物が紹介されていました。

もこもことかわいらしい見た目からは想像できないようなディフェンスを発揮する動物もいて、見た目で判断して油断すると痛い目に遭ってしまうことがよく分かる内容となっています。


詳細は以下から。Top 10 Mammals With Odd Defenses - Top 10 Lists | Listverse

1:オポッサム


自分では手に負えない危険に遭遇すると、地面に倒れてよだれを垂らしてぴくりともしなくなります。つまり死んだふりをするわけですが、それに加えて肛門腺から死臭のようなにおいを発するので、襲いかかった動物はオポッサムへの興味を失ってその場を立ち去るということです。このような状態を擬死と呼びますが、オポッサムは擬死状態の時も意識を持っているという実験結果も報告されているようです。

2:ポットー


ポットーは子猫くらいの大きさの猿で、のんびりとした動作のため襲われるとうまく逃げられません。そこで先のとがった脊髄骨を浮き上がらせるようにして威嚇します。天敵はポットーの首あたりから謎の武器が出てきたと思って驚き、また仕留めても飲み込めないと思わせる効果があるようです。

3:センザンコウ


見た目はアリクイに似ていますが、センザンコウはこれらの動物の中でも特に強いと言える動物です。敵と遭遇すると、まず引きはがすことのできないくらい強力な力で丸くなり、固い刃物のようなうろこを持つため襲いかかった敵の方がけがをします。また、尻尾での一撃はきわめて重たく、くらうと大けがをすることも。極めつけに肛門からいやなにおいを放つ粘液を出すこともできるので、攻守共にバランスの取れたセンザンコウに手を出すのはきわめてリスクが大きいようです。

4:ミツオビアルマジロ


アルマジロはみんな丸くなって敵から身を守ると思いがちですが、多くの種のうろこは捕食動物から身を守るには不十分なため、地面に穴を掘ってその中に逃げるといいます。そんな中、丸まることでカンペキに身を守ることができるのがこのミツオビアルマジロです。うろこはゆるく連結されているのでのびのびと動くことができ、また固いうろこで守られている頭と尻尾がボールになった際にがっちりと連結するため、無敵の守りを誇ることができます。このためミツオビアルマジロ自身が穴を掘る必要はなく、別の動物が掘ったものを間借りしたりして済ますようです。

5:ヤマアラシ


世界最大のげっ歯目であるヤマアラシのトゲは、身を守るためというよりむしろ攻撃するためのもので、遠くからでも敵に見えるような色になっています。やってきた敵が脅しても逃げない場合、体の後ろ側にあるトゲで突き刺します。トゲは敵の捕食動物の体に入り込み、ケガや感染症によって命を落としてしまいます。またトゲの威力は強力で、内蔵まで到達することもあります。そんな強力すぎる武器を持っているため、ヤマアラシはトゲが不慮の事故で自分にささっても大丈夫なように強力な抗体を持っているそうです。

6:コマッコウ


体の小さいコマッコウはサメやシャチなどに狙われることが多く、身を守るために肛門から赤っぽい液体をジェット噴射させて尾ひれで拡散させ、敵の視界をさえぎってそのスキに逃げ出します。この逃げ方はほ乳類の中で見れば珍しいですが、コマッコウの主食たるイカやタコもほとんど同じ逃げ方をしています。

7:ヤマネ


ヤマネの尻尾の部分の皮膚はゆるく、敵から逃げる時に尻尾を切り離して逃げることができます。トカゲをはじめとしたは虫類にはよく見られる防衛策ですが、ほ乳類の中でこの逃げ方をする動物はとてもまれです。しかしトカゲのように尻尾を再生する力はないため、この技が使えるのは一度きりということになるようです。

8:スカンク


スカンクはおならをして逃げる、というのはすでによく知られていて当たり前だと思う人もいるかもしれませんが、彼らのおならは実際のところしゃれにならない威力をもっています。筋肉が発達しているため、おならを3メートル先まで放つことが可能で、もし仮に顔面に噴射されてしまったら失明の危険すらもあります。唯一の弱点としては、おならのチャージに10日間以上かかるので、そうそう何発も放てないという点ですが、彼らを刺激しないに越したことはないでしょう。

9:カモノハシ


オスのカモノハシは後ろ足に毒腺を持っていて、犬くらいの大きさの動物なら息の根を止めることができます。つまり人間が刺された場合は死に至ることはないですが、刺されたことのある人は「ものすごく痛かった」と主張します。興味深いことに、毒を持っているのはオスだけで、メスにはそのような武器は一切ありません。

10:スローロリス


スローロリスはその名の通りゆっくりとした動きですが、ひじにある毒腺によってその身を守っています。また毒を舌で全身に広げることによって、より守りを固めます。そのため噛まれた際も毒が体に回ってしまい、人間が噛まれた場合アナフィラキシーショックで死に至ることもあるようです。

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in メモ, Posted by darkhorse_log

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