サソリやトカゲを食べコブラの血を飲むアメリカ海兵隊の過酷なサバイバル訓練
海兵隊の訓練といえば「ホー・チ・ミンはサノバビッチ」などと歌いながら鬼軍曹にしごかれるといったイメージがあるかもしれませんが、いついかなる状況でも食料を調達しエネルギーを補給できるサバイバル能力を身につけることも重要な訓練の一部です。
肉体と精神を限界まで鍛え上げた海兵隊員たるもの、実戦でジャングルや砂漠のさなかで食料が尽きるといった過酷な状況に追いこまれた時「ゲテモノが食べられない」といって餓死するわけにはいきません。というわけで、タイで開催中の合同軍事演習「コブラ・ゴールド2010」ではカエルやサソリ、トカゲを食べ、コブラの生き血を飲むサバイバル訓練が行われました。
詳細は以下から。※多少ショッキングな画像も含むので注意してください。Scorpions, frogs, lizards: A military diet | Reuters.com
Refreshing News: Cobra Gold bushtucker trial: US Marines eat frogs, scorpions and lizards in jungle survival training
2月1日~11日までタイで開催中の合同軍事演習「コブラ・ゴールド」にはタイ・アメリカ・シンガポール・インドネシア・日本・韓国の6カ国から1万4000人以上の軍事要員が参加していますが、サソリやトカゲを食べるジャングル・サバイバル訓練はタイ王国海軍がアメリカ海兵隊に指導するという形で行われました。
タイ王国海軍のインストラクターが素手でコブラを捕まえる様子を見学するアメリカ海兵隊員たち。
コブラの血を飲む海兵隊員。
何かの秘密結社の入会儀式のようにも見えます……。
実にさわやかな笑顔です。コブラに限らず基本的に動物の血液は糖・脂質・アミノ酸・タンパク質などを含み、サバイバルにおいては貴重な栄養源となります。
吐しゃ物のようなにおいがするノニの実を食べさせられる海兵隊員。
サソリとトカゲのグリル。
トカゲに挑戦する海兵隊員。
サソリを口に入れられ、泣きそうな顔です。
頭から果敢に攻めます。
「苦虫をかみつぶしたような顔」とはこういう表情のことを言うのではないでしょうか。
一見楽しいバーベキュー風景のようですが、よく見ると過酷な訓練の一環であるということがわかります。
カエルを手にし、笑顔を見せる海兵隊員。カエルの肉は「鶏肉のささみに似ており、淡白で美味」と言われているので、楽しみにしていた、あるいは食べたことがあるのかもしれません。
なお、ヘビを食べる軍事訓練は陸上自衛隊のレンジャー課程でも行われているそうです。
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