次世代Atomプロセッサと第2世代IONプラットフォームを組み合わせた「Aspire Revo」などを発売か、関係者が明らかに
2010年初頭にIntelがメモリコントローラとグラフィック機能を統合した「次世代Atomプロセッサ」を出荷するのに合わせて、メーカー各社から新型ネットブックが一斉発売される予定となっていますが、Acerが次世代Atomプロセッサに加えて、NVIDIAが開発した高いグラフィック性能を実現する第2世代の「IONプラットフォーム」を自社製品に採用する予定であることが関係者によって明らかになりました。
背景には第1世代の「IONプラットフォーム」を採用したことで、低価格にもかかわらずBlu-rayディスクの再生や3Dゲームに対応するなど、高いグラフィック性能を実現したコンパクトな低価格デスクトップパソコン「Aspire Revo」が高い売り上げを記録したことがあるようです。
なお、上記画像は初代「Aspire Revo」のものです。
詳細は以下から。
Nvidia Ion 2 reportedly lands orders from Acer
この記事によると、Intelが来年初頭から順次リリースを予定しているAtom N450、N470、D510、D410プロセッサなどに対応した第2世代の「IONプラットフォーム」対応チップセットをNVIDIAが開発しているそうです。
そしてパソコンメーカー関係者によると、第1世代のIONプラットフォームを採用した低価格デスクトップ「Aspire Revo」が高い売り上げを記録したため、Acerが同チップセットを購入すると見込まれているとのこと。
なお、第1世代のIONプラットフォームに対応したチップセットは、CPUとバスの接続やメモリ関連の機能にグラフィックス機能を統合したものでしたが、次世代Atomプロセッサがそれらの機能をCPUに統合したため、第2世代のIONプラットフォームはCPUとは別個に機能するグラフィックボードのような役割を果たすそうです。
ちなみに以下のリンクによると、第1世代IONプラットフォームが16コアのプロセッサを搭載していたのに対して、第2世代IONプラットフォームは32コア以上のプロセッサを搭載すると予測されています。
Fudzilla - ION 2 has 2X+ more shaders
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