NVIDIAとAcer、高性能と省スペース、低消費電力を実現した低価格デスクトップ「Aspire Revo」を発表


グラフィックボード「GeForce」で知られるNVIDIAと低価格ミニノート「Aspire One」で知られるAcerが世界で初めて「IONプラットフォーム」を採用した「Aspire Revo」を発表しました。

1リットルというコンパクトな筐体でありながら動画の高速編集やHDコンテンツの快適な視聴を実現しており、低消費電力や低価格も実現したデスクトップとなっています。

詳細は以下の通り。
発表会場。何かが展示されていますが……?


新製品は世界で初めて「IONプラットフォーム」を採用した製品となるようです。


価格は299ドル(約3万円)からとのこと。


Blu-ray映像を含む1080pのハイビジョン映像をスムーズに再生することや動画のトランスコーティングのためのGPUアクセラレーションも可能。


発表会の流れはこんな感じ。今回発表されるのは「Aspire One」に続くキラープロダクト「Aspire Revo」です。


NVIDIA日本代表の細井洋一氏


IONプラットフォームを採用した試作モデル


これが試作モデルを改良して製品化した「Aspire Revo」です。


NVIDIA APAC シニア・テクニカル・マーケティング・マネージャーのジェフリー・チェン氏による紹介。


通常のデスクトップパソコンと比較して、消費電力は3分の1で体積は30分の1となっており、日本のユーザーに好まれる低消費電力・省スペースを実現。ちなみに「Aspire Revo」の体積は1リットルです。


従来のAtom搭載パソコンでは描画が遅い、あるいはそもそも描画できないといった理由でプレイできなかった3Dゲーム「Spore」をプレイ中。日本のゲームではモンスターハンターフロンティアなどもプレイできるそうです。


「Aspire Revo」はこれから先、さらに高まると見込まれているHDコンテンツの視聴を可能にするとのこと。


Blu-rayディスクの再生デモ。全くコマ落ちせずにBlu-rayソフトの視聴を楽しむことができます。


「Aspire Revo」は動画の編集もサポートしています。


付属ソフトで撮影した動画の手ブレなどを補正可能。ぼやけた映像をシャープにすることもできます。


暗い動画も明るく補正可能。


iPodやPSPなどで動画を視聴したい人にも「Aspire Revo」は非常に効果を発揮します。


普通のCPUのみだと20分かかる「ダークナイト」のトレーラーのトランスコーディングが、IONプラットフォームを用いることで2分で終えることができます。


用途に応じて1コアのAtomプロセッサと16コアのCUDAプロセッサを組み合わせるのが「IONプラットフォーム」です。


「Aspire Revo」のスペック紹介。


インターフェース


詳細なスペック。Blu-rayドライブは本体よりも大きくなるため外付け。


日本Acerのマーケティング・マネージャー 瀬戸和信氏による戦略紹介。


「Aspire One」をはじめとした低価格ミニノートの登場によって、インターネットに触れる機会が増大。


家庭内で手軽に動画や画像などを扱えるようにするのが「Aspire Revo」のコンセプト。


ユーザーの幅広い「挑戦したいこと」をカバーしています。


「これから挑戦してみたい顧客の欲求に到達するまでの道のりを短くした」とのこと。


マイクロソフトのOEM統括本部 マーケティング部 マーケティングスペシャリスト 轟昇太氏による紹介。IONプラットフォームはWindowsエクスペリエンスインデックスのグラフィックスコアが「5.9」と、非常に高いグラフィック性能を実現しています。


HD動画の再生デモ。最近のデジタルカメラはHD動画撮影機能に対応していますが、「Aspire Revo」で快適な動画視聴・編集を楽しめます。また、ホームサーバーやオンラインストレージ「SkyDrive」と組み合わせることで、自宅内や遠隔地においてもコンテンツを視聴することが可能です。


以下、質疑応答

Q:
IONプラットフォームに採用されているGeForce9400はMacBookに採用されているものと同じなのか?
A:
GeForce9400自体は同じものです。

Q:
「IONプラットフォーム」という言い方をしているが、IntelのCentrinoのような「プラットフォーム」と同じなのか?
A:
プラットフォームの定義は各社によって異なる

Q:
16コアの「CUDAプロセッサ」についてだが、従来のグラフィックボードではより多くのコアを採用していたように思うが、16コアなのはコストを抑えるためなのか?
A:
128コアであったり256コアのGPUはあるが、それはハイエンド向けのモデルであるため、IONプラットフォームがターゲットとしているユーザーとは異なる。

Q:
Intelが来年提供すると目されているグラフィック統合型のプラットフォームはIONと競合すると思われるが、どうするのか。
A:
Intelがどのようなものを提供するのであれ、我々の姿勢は変わらない。

Q:
マイクロソフトはIONプラットフォームを採用したパソコンに対してのライセンス提供をどう考えているのか
A:
引き続き検討中なので、決定次第追って発表する

Q:
「Aspire Revoは3Dのカジュアルゲームをプレイできる」という売り方をしていくのか、CUDAはサードパーティーのアプリケーションが無いと威力を発揮できないが、NVIDIAはサードパーティーのアプリケーションをバンドルするのか
A:
現在ゲーム会社に話を持ちかけているところです。そしてCUDA対応ソフトウェアについてはサードパーティーと一緒にやっていかないといけないと思っている。発売までの期間が短いが、現在詰めているところだ。

Q:
Windows Vistaで提供されるのか
A:
ほぼWindows Vistaであると思われる。

Q:
IONプラットフォームを採用した「Aspire One」などは登場するのか
A:
現状では検討中です

Q:
IONプラットフォームがモバイルに採用された場合、ターゲットとされるユーザーは500ドル(5万円)前後の10インチ液晶搭載パソコンを欲しがっているユーザーなのか、1000ドル(10万円)前後の13インチ液晶搭載パソコンを欲しがっているユーザーなのか?
A:
我々の方から制限をかけているというのは無いので、メーカーに任せる形になる

フォトセッション。


続いてフォトレビューをお届けします。

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in 取材,   ハードウェア, Posted by darkhorse_log