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究極のアンダー10万円デスクトップPC、MSIのWind Topシリーズがヤバイ! in CeBIT2009


12時間稼働のネットブック極薄ノートPCなど、画期的で興味深い製品を続々と発表しているMSIですが、デスクトップタイプのPCにもノートPCと同様かそれ以上に力を入れているようです。日本のPCメーカーではあまり考え付かれず、それでいてPCユーザーのハートをギュッとつかんでくれる、台湾PCメーカーらしさ全開のラインナップの1つが「ネットトップPC」と呼ばれているWind Topシリーズです。

Wind Topシリーズには通常の液晶モニタタイプと、タッチパネル仕様の2種類があります。タッチパネルタイプの型番はAE1900、AE2010、AE2200の3種類。それぞれモニタのサイズや実装している機能に違いがあります。おのおのの差違は以下のとおり。
AE1900は19インチの液晶モニタを搭載したWind Topシリーズ最小の機種。CPUはIntel Atom 230を搭載し、メモリとHDDはそれぞれ1Gバイトと160Gバイト。担当者の話によると、想定価格は599USドル。日本円換算でおよそ5万円台半ばですね。発売時期は今年3月内を目標にしているとのことです。


AE1900の側面にはSDメモリ用スロットとUSBスロットが2つ装備されています。搭載されている光学ドライブはDVDスーパーマルチドライブ。


AE2010は20インチの液晶モニタを採用しておりAE1900よりひとまわり大きめの機種。CPUはAMDのAthlon 2650e 1.5GHzを搭載しています。メモリが2GバイトでHDDは320Gバイトと、サイズ、性能ともにAE1900を上回っています。想定価格は699USドルですから日本円で6万円ちょっと。1、2年前まで、17インチの液晶モニタだけで5万円~6万円だったことを考えると、隔世の感を禁じ得ません。発売は今年の5月を予定しているとのことです。


Wind Topシリーズの最上位機がこのAE2200。モニタのサイズは21.6インチ。メモリとHDDの容量はAE2010と同じですが、CPUはIntel Core2 Duo E5400と高速です。予定発売時期はAE2010と同じく今年の5月。


AE2200は地デジチューナーを内蔵。本体左背面にアンテナを装着して地デジ放送を視聴することができます。


右側面にはSDメモリースロットとUSBスロット、そして、光学ドライブが実装されています。AE2200には、光学ドライブにDVDスーパーマルチドライブを搭載しているモデルとBlu-rayドライブを搭載しているモデルの2種類があります。DVDスーパーマルチドライブ搭載バージョンの想定価格は799USドルで、Blu-Rayをサポートしているモデルの想定価格が999USドルとのことです。


背面にはSATAのポート、HDMI、光音声などのインターフェースが並んでいます。さすがは最上級機種だけあって、拡張性とAV関連の機能が充実していますね。実際に使ってみないとわかりませんが、日本円でおよそ7万2000円~9万円ですから、耐久性等に大きな問題がなければかなりお買い得なデスクトップPCと言えるのではないでしょうか。


(取材・文:渡邊浩行、編集:GIGAZINE編集部)

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in 取材,   ハードウェア, Posted by darkhorse

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