見えないところで忍び寄る恐怖、脳を食べる殺人アメーバ
小学生の理科の教科書でよくアメーバを見かけましたが、世界には人の脳を食べる殺人アメーバがいるようです。いったいどのように体内に侵入し、脳を食べていくのでしょうか。
詳細は以下より。Brain-Eating Amoeba Strikes in Summer
アメリカ疾病予防管理センター(CDC)は昨年、脳食いアメーバによって6人の死者が出たことを発表しました。この脳食いアメーバは暖かい淡水に生息しており、湖や川などのほかに、温泉やプールにも生息している場合があるとの事。
脳食いアメーバは鼻から体内に侵入し、嗅神経を伝って脳神経へ入ってきます。そして「フードカップ」と呼ばれる口のようなもので脳細胞や血球に噛みつき脳細胞を破壊します。また脳細胞を溶かす酵素やタンパク質を分泌することによって効率的に脳細胞を食べていくそうです。
このアメーバに感染すると7~10日で死に至ります。初期の症状として、頭痛・発熱・吐き気・肩こりなどが起きます。その後精神状態が混乱し、幻覚まで見えるようになり、最終的に死に至るとのこと。また感染すると助かる可能性が非常に低く、1938年以来、121の感染例から8人程度しか助かっていません。
今年に入って被害例はないのですが、アメリカ疾病予防管理センターは鼻栓をして泳ぐように注意を促しています。また湖や川などで泳ぐ場合、底を足でかき回さなよう注意を促しています。
これから夏に向けてプールや湖で泳ぐことがありますが、非常に心配です。
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