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欧州宇宙機関のウェブサイトが悪用されてGoogle検索結果に違法IPTVサービスを宣伝するPDFファイルが表示される


1975年にヨーロッパ各国が共同で設立した宇宙開発・研究機関である欧州宇宙機関(ESA)の公式ウェブサイトが悪用され、Google検索結果に怪しいIPTVサービスを宣伝する数百件のPDFファイルが表示されていたことが判明しました。

European Space Agency Website Exploited to Advertise Shady IPTV Services * TorrentFreak
https://torrentfreak.com/european-space-agency-website-exploited-to-advertise-shady-iptv-services/

ESAのウェブサイトの主要なポータルの1つである「Cosmos」は、ESAの科学プログラムが運営する公式サイトの一部で、宇宙望遠鏡や天体観測ミッションなどのデータを公開しています。数十の宇宙ミッションの支援ページや公開データアーカイブを提供しており、保管されている科学データは総容量1ペタバイトを超えており利用頻度が高くなっています。


そんなCosmosの資料として、明らかにESAの公式資料ではない、詐欺的なPDFファイルがアップロードされていることが報じられています。

以下は、「cosmos.esa.int」をGoogleで検索した結果。一番上にあるのはESAの宇宙望遠鏡ミッション「ガイア計画」に関する資料ですが、3番目と4番目には「IPTV」に関するPDFがヒットしています。


この件を報じたTorrentFreakによると、ESAの.intドメインは信頼性・権威性が高いサイトと評価されているため、詐欺的なPDFファイルも通常の検索結果で上位に表示されるそうです。実際に、「Android向けの最高のプレミアムIPTVサブスクリプション」を検索した場合に、ESAについてクエリに含んでいないのにESAドメインが最初の検索結果として表示されるケースが確認されています。さらには、Google検索の「AIによる概要」に「ESAが推奨するIPTVサービス」が表示されるケースもあるとのことですが、その回答には詐欺的なPDFが参照されています。

こうしたESAドメインの検索ハックは数百件に上り、継続的に新しいものが追加されています。TorrentFreakが確認したPDFファイルはマルウェアやフィッシングリンクなど悪意あるデータは含まれていなかったそうですが、海賊版IPTVサービスの広告として機能しており、中には購入ページへのリンクが埋め込まれているものもあったとのこと。


TorrentFreakはESAに問い合わせましたが、記事作成時点で回答は得られておらず、違法IPTVサービスを宣伝するPDFがESAのコンテンツ管理システムの脆弱(ぜいじゃく)性を突いたものなのか、何らかのアップロード機能が悪用されたのかは不明です。

Google検索では一般的に政府機関や大学、大企業などの信頼性や権威性が高いドメインが上位表示されやすい傾向があります。そのため攻撃者は、こうした組織のサーバー上に宣伝用ページやPDFを設置することで検索順位を高めるケースが過去にも確認されています。実際に、2025年には欧州委員会の統計情報サイト「ユーロスタット」のドメインを利用してIPTVサービスを宣伝するページが検索結果に表示される事例が報道されました。

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in ネットサービス, Posted by log1e_dh

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