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AIによるヌード化を禁止する法案にxAIが反対表明、定義が曖昧でトランプ大統領の水着画像も罰金対象になるとして


イーロン・マスクのAI企業、xAI(SpaceXAI)が、アメリカのミネソタ州で上下両院を通過したディープフェイク・AIヌード化禁止法案をめぐって訴訟を起こしました。法案で定義される「どこが性的に露骨なのか」という項目が曖昧で、単純なディープフェイクと風刺画像を区別することすらできないとxAIは主張しています。

2026.07.26 Draft Complaint xAI v. Ellison (FINAL)(247309411.1) - gov.uscourts.mnd.235231.1.0.pdf
(PDFファイル)https://storage.courtlistener.com/recap/gov.uscourts.mnd.235231/gov.uscourts.mnd.235231.1.0.pdf

xAI Challenges Minnesota's Broad "Nudification" Law as a First Amendment Violation
https://reclaimthenet.org/xai-challenges-minnesotas-broad-nudification-law

ミネソタ州議会に提出されたヌード化禁止法案「HF 1606」は、ウェブサイトやソフトウェアの所有者ないしは管理者に対し、画像または動画をヌード化する目的で誰かに利用させてはならないなどと定めるものです。この法案は下院で132対1、上院で65対0で可決され、2026年8月1日から施行予定。ディープフェイクを作成する人ではなく、作成可能なソフトウェア等を提供する人を処罰するものとしては、アメリカで初めての法律だと伝えられています。

一見するとディープフェイクを包括的に禁止できる時代に沿った法案に思えますが、xAIは「定義が曖昧で、ディープフェイクの規制という本来の目的を超えた範囲にまで適用される可能性がある」と主張。性的な画像の生成を禁止したいという意図には同意するものの、表現の自由を保障した憲法修正第1条に違反しかねないとして、ミネソタ州司法長官のキース・エリソン氏を相手取って法案の差止めを求める訴訟を起こしました。


xAIが問題視した点の1つは、条文に書かれた「識別可能な個人の元の画像または動画には描かれていない性的な部位を描写するように、画像または動画を改変または生成することを禁ずる」という部分です。

法案では、「識別可能な個人」という言葉について、「画像に描かれた本人あるいは他者が識別できる個人、あるいは画像に関連して表示された個人情報によって識別できる個人」と定義されています。この点についてxAIは「本人が作成に同意したかどうかの規定が一切ないため、成人が自分自身の画像を改変した場合も対象となってしまう」と指摘しています。


「性的な部位」はさらに問題です。法案では「性的な部位」を直接定義せず、性暴力の罰則について定めた別の法律を引用するよう規定しています。この法律では、性的な部位について「人間の生殖器、鼠径(そけい)部、内腿(うちもも)、臀部(でんぶ)、または乳房が含まれる」としていますが、xAIは「この定義は性的接触においては妥当だが、画像や動画を対象とするにはあまりにも範囲が広すぎる」と指摘。例えば水着画像や露出の多い衣服の画像、男性の上半身裸の画像も対象になってしまい、日常的に公の場で着用されるような衣服も問題視されてしまうと主張しました。

xAIはいくつかの具体例を挙げています。1つはアメリカのドナルド・トランプ大統領が投稿したAI画像で、水着を着たトランプ大統領、JD・ヴァンス副大統領、マルコ・ルビオ国務長官、ダグ・バーガム内務長官、そして身元不明の女性の姿が映ったものです。


xAIは「この画像は大統領が自身の個人アカウントに投稿したものであり、ナショナル・モールのリフレクティング・プールの修繕を巡る世論の議論をユーモラスに扱う意図があったと考えられる。しかし、少なくとも大統領、副大統領、内務長官、女性については『性的な部位(胸部)』が『描写』されていることになる」と述べました。

次は政治的立場の異なる元知事と現職知事が相撲で対戦している様子を描いたAI画像で、xAIは「政治風刺を意図したものだが、胸部と内腿が描写されているので責任を問われる可能性がある」と指摘。


3つ目は中国の習近平国家主席とマスク氏、ティム・クック氏、トランプ大統領が中国の街中で食事をしているシーンを描いたAI画像で、やはり内腿が描写されています。


xAIは「このような例は枚挙にいとまがなく、コンピューターとインターネット接続さえあれば、誰でもユーモラス、科学的、芸術的、風刺的、あるいは無害な画像を作成できるが、それらも法案ではヌード化として禁止されてしまう」と主張しました。

xAIはまた、議会はもっと良い代替案を議論しており、そちらを再検討すべきだとも指摘しています。代替案の1つはミネソタ州の既存のディープフェイク法を参照したもので、性的な部位として「性器、陰部、肛門、部分的もしくは完全に露出した乳首」と明確に定義されています。

法律が施行された場合、対象者は「アクセス」「ダウンロード」「利用」1件ごとに50万ドル(約8200万円)の民事制裁金が科されます。xAIは法律が施行される前に、ミネソタ州のユーザーに対して「Grok Imagine」の画像編集機能を制限すると発表しています。

なお、この法案を起草したジェス・ハンソン下院議員は「マスク氏と彼の開発したxAIが、児童の性的搾取から子どもたちを守るための法律に反対しているのは、全くもって忌まわしいことです。小児性愛者、性的搾取、犯罪の商業化から子どもを守ることは、誰にとっても当然のことであるべきです」との声明を出しています。

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in AI, Posted by log1p_kr

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