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Steamの「理由を問わない」返金ポリシーは悪用されやすいとインディーゲーム開発者が訴え


Steamでゲームを購入してから14日以内かつプレイ時間が2時間未満であれば原則として返金を申請できる制度について、短時間でクリア可能なゲームの開発者が「プレイヤーに悪用されやすい」と問題を提起しました。協力型ゲーム『パドルパドルパドる 』の開発者が、肯定的なレビューを投稿しながら返金したユーザーもおり、返金件数が5万5000件を超えたと主張しています。

Dev tells Valve to fix Steam's exploitable 2-hour refund policy as "over 55,000" players refund his short game and even brag about it in reviews | GamesRadar+
https://www.gamesradar.com/games/dev-tells-valve-to-fix-steams-exploitable-2-hour-refund-policy-as-over-55-000-players-refund-his-short-game-and-even-brag-about-it-in-reviews/

Steam's "no questions asked" refund policy makes it "super easy for players to abuse this rule", says indie developer | Eurogamer.net
https://www.eurogamer.net/indie-dev-steam-refund-policy

『パドルパドルパドる』は、いかだに乗った2人をそれぞれのオールで操作し、川を下っていくゲームです。1人が左右両方のオールを操作することも、2人で片側ずつ担当することも可能で、操作の難しさを楽しむ協力型ゲームとして設計されています。


『パドルパドルパドる』を1人で開発したマテオ・コビッチ氏によると、無料デモに収録されたステージのクリアには約40分、製品版のステージには平均で約3時間30分かかると想定しており、全体のプレイ時間は約4時間になる計画でした。しかし、熟練したプレイヤーやスピードランナーの中には1~2時間でクリアする人もいた一方、5時間以上、さらには20時間以上プレイしたレビューも存在すると説明しています。

Steamでは、購入から14日以内でプレイ時間が2時間未満の場合、原則として理由を問わず返金を申請できます。コビッチ氏は、本作のレビューの90%が「非常に好評」だったにもかかわらず返金率が21%に達し、返金件数が5万5000件を超えたとXで明らかにしました。


ただし、ゲーム関連ニュースサイトのGamesRadar+は、この件数を裏付けるグラフなどの証拠は提示されていないと指摘しています。コビッチ氏が特に問題視したのは、ゲームを高く評価するレビューを投稿しながら、2時間未満でクリアできたことを理由に返金したユーザーです。実際に「素晴らしいゲーム」と評価した上で、2時間未満でクリアしたため返金したと記したレビューもあったとのことで、コビッチ氏は「このようなことが可能であるべきではない」とSteamの開発元であるValveに制度の見直しを求めました。

一方で、コビッチ氏は返金制度そのものに反対しているわけではなく、「100%返金制度を支持している」と強調しています。Steamのストアページに誤解を招く情報がある場合や、ゲームの不具合によって正常にプレイできない場合などには返金されるべきであり、問題にしているのは「ゲームを楽しみ、肯定的なレビューを書いた後、返金できるからという理由だけで返金する行為」だと説明しました。


また、現在の仕組みではユーザーが用意された理由を選ぶだけで返金を申請できるため、開発者側は本当の返金理由を把握しにくいという問題もあります。コビッチ氏は、例えば「難しすぎた」という理由で返金された人数は確認できるものの、具体的な意見が添えられなければゲームの改善には生かしにくいとして、意味のあるフィードバックを残せる仕組みを求めています。

ただし、5万5000件の返金がすべてゲームの短さや制度の悪用によるものだったとは限りません。あるSteamユーザーは、2時間未満でクリアしたからではなく、操作性や内容に不満があったため返金すると主張し、コビッチ氏が一部の挑発的なコメントを根拠に返金理由を過度に一般化していると批判しました。

ゲームマーケティングコンサルタントのIndie Game Joe氏も、返金制度には開発者を守る側面があると指摘し、「購入後に合わなければ返金できるという安心感があるからこそプレイヤーは新しいゲームを試しやすくなり、『パドルパドルパドる』が約27万本を販売できた背景にも、この制度があった可能性がある」と論じました。

コビッチ氏の投稿後、本作には低評価レビューが相次ぎ、直近の評価は「非常に好評」から「賛否両論」に低下したとのこと。本人にも攻撃的なダイレクトメッセージや侮辱的なコメントが届いており、コビッチ氏は今回の経験を「大きな学びの機会」としながら、今後は同様の意見を投稿する前に慎重に考えると述べています。

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in ネットサービス,   ゲーム, Posted by log1i_yk

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