11年間迷子になった愛犬のマイクロチップ情報を更新し続けついに再会に成功した人物

日本では動物愛護管理法により、販売される犬や猫へのマイクロチップの装着・登録が義務付けられています。アメリカでは連邦法でマイクロチップの装着が義務付けられているわけではないものの、州レベルで義務化されていたり、咬傷歴のある犬で装着が義務付けられていたりします。そんなペットのマイクロチップを更新し続けたことで、11年前に迷子になった愛犬と再会することに成功した女性が現れました。
Woman who never stopped updating her lost dog's chip reunites with him after 11 years | CBC Radio
https://www.cbc.ca/radio/asithappens/11-year-dog-reunion-9.7140780

2015年、アメリカ・ペンシルベニア州在住のジョーディン・コジアックさんの自宅の裏庭から、愛犬のフォーティカルが姿を消しました。その後、2026年3月21日に、コジアックさんは行方不明だったフォーティカルが見つかったという連絡を受け取ります。しかし、フォーティカルが行方不明になったのは11年前のことだったため、当初は「悪質な悪ふざけ」だと思っていたそうです。
電話を受けた時、コジアックさんは「これはいたずらよ。全然面白くないわ」と言ったそうです。すると、電話をくれた男性は「いいえ、奥さん。あなたの犬をお預かりしています」と言った模様。
その後、フィラデルフィアにある動物保護管理センターであるACCT Phillyの職員が、保護したという迷子犬の写真を数枚送ってくれ、フォーティカルが見つかったことを実感できるようになったとコジアックさんは語っています。

2015年にフォーティカルが行方不明になった際、コジアックさんが飼っていた別の犬も姿を消していたそうです。その後、もう一匹の犬はすぐにコジアックさんの自宅に帰ってきたそうですが、フォーティカルは姿を見せないまま11年もの年月が経過していたそうです。
コジアックさんはフォーティカルが庭から盗まれたのではないかとずっと疑っていた模様。その後、コジアックさんは結婚し、子どもが生まれ、ペンシルベニア州ルザーン郡に引っ越したものの、フォーティカルのマイクロチップ情報を更新することは止めなかったそうです。コジアックさんは「私は決して希望を捨てませんでした。だって、見ての通り私はしつこいので」と語っています。
迷子のフォーティカルを見つけたのはフィラデルフィア在住の小さな女の子だったそうで、コジアックさんは「フォーティカルはとても大人しくて人懐っこいんです。昔からずっとそうでした。それで、女の子にまっすぐ近づいていき、友達になったんです」「女の子がフォーティカルを自宅に連れて行ったところ、女の子の両親がフォーティカルにホットドッグを作ってくれたそうです。しかし、女の子の家では他にも動物を飼っていたので、フォーティカルを飼い続けることはできませんでした。それで、動物管理局に連絡したんです」と語っています。
その後、ACCT Phillyが見つかった迷子犬のマイクロチップをスキャンし、これがフォーティカルであることが明らかになり、飼い主であるコジアックさんのもとに連絡が届くこととなったわけです。
2012年当時のフォーティカルの写真

ACCT Phillyの広報担当であるミケイラ・アレン氏は、「今回の再会は感動的で心温まるものですが、同時に重要なことを改めて認識させてくれました。ペットにマイクロチップを埋め込むことは、ペットが迷子になった際に確実に家に帰れるようにするための、最もシンプルで効果的な方法のひとつです」と語っています。
コジアックさんは3人の子どもを含む家族全員で22日にフォーティカルを迎えに行った時、フォーティカルを待っている間、期待で手が震え、さまざまな感情が渦巻いていたそうです。ACCT Phillyの職員がフォーティカルを連れてきた際について、コジアックさんは「もう誰の声も聞こえなくなっていました。視界が狭まって、世界も何もかも、部屋も、私の周りのものが全て消え去ったようでした。スポットライトはフォーティカルに当たっていて、周りには誰もいなかったんです」と語っています。
ACCT Phillyの職員が「フォーティカルはコジアックさんたちを認識するのに時間がかかるかもしれない」と警告していたため、コジアックさんは慎重にフォーティカルに近づいたそうです。手を差し出すと、フォーティカルは匂いを嗅ぎ、「さぁ行こう!」と言わんばかりにコジアックさんたちをドアの方へ引っ張っていった模様。
コジアックさんの自宅に連れられて行ったフォーティカルは、初日こそ具合が悪くて眠そうだったそうですが、既に「いつもの調子」に戻り、とても幸せそうにしているそうです。コジアックさんは「まるで子犬みたいに振る舞ってるわ」「散歩に行きたがって、尻尾を振ってるの」と語りました。
コジアックさんはフォーティカルと再会できたことをとても嬉しいと語る一方で、一緒に過ごせなかった年月があまりに長かったことを残念に思うと語っています。

一緒に過ごせなかった時間を考えると今でも心が痛むとコジアックさんは語っていますが、朝目覚めてフォーティカルがそこにいるのを見ると不安は消えるそう。コジアックさんは「本当に最高」「毎日がクリスマスの朝みたいです」と語りました。
なお、動物のマイクロチップは125kHzを使用するRFIDだそうで、腕時計に装着して、鍵を取り出すことなく建物のドアを開けたりエレベーターを使ったりするのに使っている人もいるそうです。このRFIDは完全にパッシブ(受け身)なので、コジアックさんが「マイクロチップを更新し続けた」というのは「ペット識別データベースでフォーティカルのIDを更新し続けた」という意味なのではないかという指摘もありました。
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in 生き物, Posted by logu_ii
You can read the machine translated English article A person who kept updating the microchip….







