サイエンス

古代中国のネコは現代のイエネコとはまったく違う種であったことがDNA分析で判明


世界中で愛されているネコ(イエネコ)は、北アフリカや中東近辺に分布するリビアヤマネコが家畜化されたものであることが知られています。ところが、古代中国で暮らしていたネコの化石を分析した結果、これらは現代のイエネコとはまったく違う種であることが判明しました。

The late arrival of domestic cats in China via the Silk Road after 3,500 years of human-leopard cat commensalism: Cell Genomics
https://www.cell.com/cell-genomics/fulltext/S2666-979X(25)00355-6


DNA Reveals Cats in Ancient China Were a Different Species Altogether : ScienceAlert
https://www.sciencealert.com/dna-reveals-cats-in-ancient-china-were-a-different-species-altogether

考古学者らは紀元前3400年頃の中国の遺跡から小さなネコの骨を発掘しており、古代中国の農村集落では人間とネコがともに暮らしていたことが知られています。しかし、現代のイエネコがユーラシア大陸を東にわたって中国へと運ばれた時期は、もっと新しいのではないかと推測されているとのこと。

そこで、北京大学の進化科学者が率いる研究チームは、中国の14カ所の遺跡から発掘された紀元前3400~紀元後1800年頃のネコ科動物の骨を調べました。合計22個の骨のミトコンドリアDNAを分析した結果、中国には最近までイエネコが存在していなかったことがわかりました。


イエネコだと特定された骨は紀元後730~1800年頃の14体であり、これらはを含む幅広い期間にわたって7つの考古学遺跡から出土していました。

一方、紀元前3400~紀元後200年の遺跡から見つかった7体のうち6体はイエネコとは異なるベンガルヤマネコであり、残る1体はステップヤマネコまたはハイイロネコの遺伝的特徴を持つ種でした。

by Wikimedia Commons

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in 無料メンバー,   サイエンス,   生き物, Posted by log1h_ik

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