Googleが「検索広告のリンク先がユーザーの期待通りのページになるようにする予測モデル」を開発

「ログインページを検索してリンクをクリックしたのに、ログインページとは全く関係ないプロモーションのページだった」というような体験を減らすために、Googleが新しい行動予測モデルを開発しました。

Search ads and the importance of landing page navigation
https://blog.google/products/ads-commerce/search-ads-and-the-importance-of-landing-page-navigation/

Google検索を利用すると、検索結果の最上部に「スポンサー」という文字と共にGoogleがオススメするページが表示されることがあります。このページは、広告主が費用を支払うことで優先的に表示される広告です。

ところが、このページはユーザーが本当に求めるページと微妙に食い違っていることがままあります。Googleも広告リンクとユーザーが求めるリンクが食い違う場合があることを認識しており、Googleは「ログインページを検索してリンクをクリックしたのに、ログインする経路がリンク内のどこにもなく、仕方なく検索結果一覧に戻ることになった」という事例を紹介しています。

こうした状況を改善するために、Googleは「新しい予測モデル」を開発しました。

この予測モデルは「検索広告のランディングページにアクセスした際のユーザー体験を正確に把握するのに役立つもの」と説明されています。この予測モデルを使うことで、ユーザーが求めるものとは異なる広告の表示順位が降格され、より適切な広告が表示されるようになり、ユーザーのネガティブな体験を減らすことができるそうです。

Googleは「私たちは、広告がいつどのように検索に表示されるのかについて詳しく調べています。私たちの目標は最も有益で関連性の高い広告を表示することであり、そのためにさまざまなシグナルに注目して表示する広告を決定しています。今回の変更により、ユーザーは探している情報を見つけやすくなり、検索体験が向上します。あなたが広告主であり、広告リンク内の誘導に問題がある場合は、ユーザーが行きたい場所に行きやすくするよう改善することをオススメします」と述べました。