メモ

1970年の大阪万博で展示された「人間用洗濯機」とは?


1970年に大阪で開催された日本万国博覧会は、「人類の進歩と調和」をテーマに掲げ、延べ77カ国が参加し、約6400万人もの来場者を集めました。日本万国博覧会では月の石や電気自動車、リニアモーターカー、動く歩道などが展示され大きな話題が寄せられました。その中で、現パナソニックの子会社である三洋電機は、「ウルトラソニックバス」を展示しました。

A Washing Machine for Human Beings, from 1970 - Core77
https://www.core77.com/posts/134471/A-Washing-Machine-for-Human-Beings-from-1970

ウルトラソニックバスの使い方は、はしごを登って頭を上部から出すようにして装置に入るだけ。


装置が作動すると、まずは5分間かけて設定された温度の温水を体に向けて噴射します。

チャンバー内に温水が満たされると、超音波を体に当てる超音波浴が3分間行われます。続いてせっけん水を使ったホットリンスサイクルが2分間続きます。


その後、チャンバー内の水が排出され、乾燥のために温風が吹きかけられるとともに、赤外線と紫外線が照射され、殺菌が行われます。


1回の入浴に要する時間は約15分。

なお、ウルトラソニックバスが実際に発売されることはありませんでした。記事作成時点でウルトラソニックバスのプロトタイプは2011年に三洋電機を完全子会社化したパナソニックのパナソニックミュージアムに収蔵されています。


また、2025年に開催される大阪・関西万博では、株式会社サイエンスが開発した「ミライ人間洗濯機」が展示される予定です。

サイエンス・ミラバスTVCM(人間洗濯機編) - YouTube


海外メディアのCore77はミライ人間洗濯機について「ヘルスケア分野での応用が期待されています」と述べています。

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in メモ,   動画, Posted by log1r_ut

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