Blueskyの通知機能に「自分に言及したポストの通知タブ」が追加される&ハンドルネーム変更時に元の名前を他人に奪取されないように予約するシステム変更もあり
2024年12月20日(金)にBlueskyのバージョン1.96がリリースされました。通知画面に「自分に言及するポスト」のみを表示する「メンション」タブが追加されたほか、Blueskyの懸案事項のひとつだった「ドメイン名をハンドルネームに設定した際に、元のハンドルネームが解放されて他人に奪取されてしまう」という問題が解決されています。
◆通知の「メンション」タブ
通知画面が「すべて」タブと「メンション」タブに分かれました。「すべて」ではこれまで通り「いいね」「リポスト」「新規フォロー」などの通知をすべて閲覧可能で、「メンション」では「自分へのメンション」「自分のポストへの返信」「自分のポストの引用ポスト」といった「自分に言及するポスト」のみが表示されます。
◆ハンドルネーム奪取問題の解決
Blueskyでは、自分の所有するドメインをハンドルネームとして利用できます。例えば、GIGAZINE公式アカウントは「gigazine.net」をハンドルネームとして使っています。
ドメインをハンドルネームとして使う機能は本人証明システムとして有用なのですが、これまでは「ドメインをハンドルネームに設定すると、設定変更前に使っていたハンドルネームが解放され、他人が取得できるようになってしまう」という問題が存在していました。実際にGIGAZINE公式アカウントが「gigazine.bsky.social」から「gigazine.net」にハンドルネームを変更した際も無関係の人物に「gigazine.bsky.social」を取得される事態が発生していました。
新たに、「ドメインをハンドルネームとして使う」という設定を実行した際に元のハンドルネームが自分専用に予約されるようになりました。これで、「元のハンドルネームを何者かに使われてなりすまされる」という問題を回避できます。なお、予約されるのは「ハンドルネーム変更の直前に使っていたハンドルネーム」のみで、期限はありません。
◆返信の表示順カスタムが簡単に
各投稿の個別画面の右上に設定ボタンが追加され、返信の表示順を簡単にカスタムできるようになりました。
表示順は「ホット順」「古い順」「新しい順」「いいねが多い順」「ランダム」から選択できます。
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