「Bluesky」で本人認証をする方法、Twitterと違って無料&自分で全部可能

Twitter乗り換え先の有力候補として注目されているSNS「Bluesky」では、TwitterなどのSNSと違って、ハンドルネームにユーザーが取得している独自ドメインを設定することで無料かつ即座に本人であることを証明可能。実際に試した結果、GIGAZINEのBlueskyアカウントのハンドルネームを「gigazine.net」にサクッと変更できたので、その手順および注意点をまとめてみました。
Domain Names as Handles in Bluesky - Bluesky
https://blueskyweb.xyz/blog/3-6-2023-domain-names-as-handles-in-bluesky
Blueskyは分散型プロトコル「AT Protocol」を採用したSNSです。タイムラインやプロフィールの外観、投稿の仕組みなどがTwitterに類似しているので、Twitterからの乗り換え先としても注目を集めています。Blueskyのアカウント作成方法や使い心地は、以下の記事に詳しくまとめています。
「Bluesky」のアカウント作成手順&実際に使ってみるとこんな感じレビュー、Twitterに激似なので乗り換え・引っ越し先としてかなりアリ - GIGAZINE

Blueskyでは、アカウント作成時に「gigazine.bsky.social」のような「.bsky.social」がついたハンドルネームを作成できます。しかし、このハンドルネームは未使用であれば誰でも作成可能なため、ハンドルネームだけではアカウントが本物かどうか判断できません。

Blueskyには独自ドメインハンドルネームとして使う機能が搭載されています。独自ドメインをハンドルネームに設定する際にはドメインのDNSレコード設定を変更する必要があるため、「ハンドルネームがユーザーの所有する独自ドメインになっている」ということが本物アカウントの証明になるというわけです。
iOS・Androidアプリからハンドルネームを変更する手順はこんな感じ。まず、Blueskyの画面を右方向にスワイプしてメニューを呼び出し、「Settings」をタップします。

続いて「Change my handle」をタップ。

ハンドル設定画面が表示されたら「I have my own domain」をタップ。

すると以下のような画面が表示されるので、DNSレコード設定に必要な「Domain」「Type」「Value」の値をメモします。

次に、自分が契約しているドメインのDNSレコード設定画面を開き、上記の「Domain」「Type」「Value」の値を登録します。CloudFlareの場合、以下のような画面で設定を行います。

DNSレコード設定が完了したらBlueskyのハンドルネーム設定画面に戻り、画面上部の入力欄に自分のドメインを入力して「Verify DNS Record」をタップ。今回は「gigazine.net」と入力しました。

「Domain verified!」と表示されたら「Save」をタップ。

これで、ハンドルネームが「gigazine.net」に変化しました。「gigazine.net」のDNSレコード設定を変更できるのはgigazine.netドメインを所有しているGIGAZINE編集部だけなので、このアカウントはGIGAZINEの本物アカウントだと証明できるわけです。

◆変更前のハンドルネームの扱いに注意
ハンドルネームを「gigazine.net」に変更した結果、変更直後にGIGAZINEとは無関係の人物によって「gigazine.bsky.social」が取得されてしまいました。記事作成時点では「別のハンドルネームに変更すると、元のハンドルネームが即座に誰でも取得可能になる」という仕様になっているので、「元のハンドルネームを別人に取得されたくない」という場合はアカウントを複数作成して変更前のハンドルネームを自分で確保しておく必要があります。

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