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Bluesky関連アプリの開発者を支援する100万ドルのファンド「Skyseed Fund」が設立される


Blueskyに関連するサードパーティーアプリの支援を目的としたファンド「Skyseed Fund」が2024年12月12日(木)に設立されました。設立時の資金は100万ドル(約1億5000万円)で、すでに審査の受付を開始しています。

Open Source Veteran Launches Skyseed - First Ecosystem Fund and Incubator for the Bluesky AT Protocol
https://www.prweb.com/releases/open-source-veteran-launches-skyseed---first-ecosystem-fund-and-incubator-for-the-bluesky-at-protocol-302329958.html

Blueskyは分散型ネットワークプロトコル「AT Protocol」をベースに開発されています。AT Protocolの仕様はすべて公開されており、開発者はAT Protocolの仕組みを用いて独自のBlueskyクライアントを開発したり、Blueskyとは異なる独自のウェブサービスを開発したりできます。

Blueskyクライアントはすでに数多く開発されており、「TOKIMEKI」「ぞーぺん」「ソラタマ」といった日本製アプリも複数存在しています。


また、AT Protocolの仕組みを用いてブログを投稿できる「WhiteWind」というサービスも登場しています。


Skyseed Fundは、上記のようなAT Protocolを用いた製品や開発者を支援することを目的に設立されたファンドです。設立者はAnacondaの共同設立者として知られるピーター・ワン氏で、設立時の資金は100万ドル(1億5000万円)です。


Skyseed Fundは当面の間は「データプライバシーやローカルファーストのエクスペリエンス」「親子や小規模コミュニティのためのユーザー中心の設計」「AIやソーシャルメディアに関するユーザーの意図およびデータの権利を尊重するためのデータプロトコル」といった分野に重点を置き、AT Protocolのエコシステム改善に注力するそうです。

ワン氏によると、すでに複数の開発者から製品のデモやプロトタイプが送られてきているとのこと。Skyseed Fundに興味のある開発者はSkyseed Fundの公式Blueskyアカウント(@skyseed.fund)に連絡するように案内されています。

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in ソフトウェア, Posted by log1o_hf

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