半導体メモリー大手「キオクシア」がいよいよ上場で調達予定額はおよそ280億円、時価総額は当初想定の半分以下に
キオクシアホールディングスが2024年12月18日(水)、東京証券取引所の最上位区分であるプライム市場に新規上場します。上場計画は複数回にわたり延期されていて、時価総額は当初想定の半分以下となる7840億円になる見通しだとのこと。
Bain-Backed Kioxia to Set Final IPO Price Monday for Tokyo Debut - Bloomberg
https://www.bloomberg.com/news/articles/2024-12-08/bain-backed-kioxia-to-set-final-ipo-price-monday-for-tokyo-debut
Japanese chipmaker Kioxia files for Tokyo’s biggest IPO of the year
https://www.ft.com/content/4fdc9030-dcde-47b1-a0a0-72e502ead799
Japan’s Memory Chip IPO Is No Home Run - WSJ
https://www.wsj.com/tech/japans-memory-chip-ipo-is-no-home-run-7b6ce817
キオクシア上場、大成功とは言えず - WSJ
https://jp.wsj.com/articles/japans-memory-chip-ipo-is-no-home-run-fafe260d
半導体大手のキオクシア、18日に上場 AI向けが成長の鍵、時価総額は想定の半額以下 - 産経ニュース
https://www.sankei.com/article/20241216-YZZ7ERZPARIJNBXPJCJ6KNNNZU/
キオクシアは、もともと東芝でNANDフラッシュメモリー事業を扱っていた部門が分社・独立した企業です。東芝グループからの離脱にあたっては、ベインキャピタル主導のコンソーシアム「Pangea」が全株式を2兆円で取得しています。
今回のIPO規模は1株あたり1455円で、調達金額は277億円、時価総額はおよそ7840億円になる見通しです。
もともと、キオクシアは2020年に上場する予定でしたが、パンデミックや米中貿易摩擦の影響などにより計画は中止されています。この際の時価総額は、Pangeaが株式を取得したときと同じ2兆円の予定でした。
また、2024年8月にも改めて上場を申請し、評価額100億ドル(約1兆4000億円)で2024年10月の上場を目指していましたが、この計画も延期されています。
日本の半導体メーカー「キオクシア」が東京証券取引所への上場を申請、2024年10月にも上場し100億ドル以上の評価額で5億ドル以上を調達予定 - GIGAZINE
by Masahiko OHKUBO
なお、この2024年8月の上場申請時点で、ニュースサイトのTom's Hardwareは「競合他社と比べて割安」「シェアはSamsungやSKハイニックスに遅れを取っており、仮にキオクシアがウエスタンデジタルのNAND事業と合併しても、SKハイニックスに匹敵する程度にしかならない」と厳しく指摘しています。
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in メモ, Posted by logc_nt
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