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Airbnbが中国国内の事業を閉鎖すると報じられる、海外に旅行する中国人観光客向けの事業は継続


民泊サービスのAirbnbが中国国内における宿泊施設(リスティング)の提供を2022年夏までに終了すると、海外メディアのCNBCが2人の情報筋の話として報じました。中国国内における事業は閉鎖される見込みですが、海外に旅行する中国人観光客向けのアウトバウンド事業は継続される予定とのことです。

Airbnb is closing its domestic business in China, sources say
https://www.cnbc.com/2022/05/23/airbnb-is-closing-its-domestic-business-in-china-sources-say.html

Airbnb to shut down domestic operations in China | Engadget
https://www.engadget.com/airbnb-to-shut-down-domestic-operations-in-china-212516568.html

Airbnbは2016年に中国本土での事業を正式に開始し、Airbnbの共同創業者兼最高戦略責任者であるネイサン・ブレチャージク氏がAirbnb Chinaの会長を務めるなど注力してきました。ところが、中国滞在者向けの事業による収益はプラットフォーム全体の1%ほどだそうで、Airbnbは中国国内の事業において苦戦を強いられてきたとのこと。

中国国内においてAirbnbが苦戦した理由には、中国政府の規制による運用の複雑性や競争の激化が挙げられています。たとえば、Airbnbは中国国内の事業を展開する際に地方自治体との契約に署名する必要があったほか、顧客データを政府のサーバーに保存することが義務づけられていました。

また、中国では新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を抑え込むために厳しい都市封鎖実施されており、国内外の旅行者の流れに一貫性がないことも事業を困難にしていたと指摘されています。


海外メディアのCNBCは問題に詳しい2人の情報筋からの話として、「Airbnbは中国国内の事業を閉鎖する」と報じました。早ければ5月24日(火)に中国国内の従業員に向けて通知されるとのことで、夏までにすべてのリスティングが取り下げられる予定です。

なお、Airbnbにとって海外へ旅行する中国人観光客は依然として大きなビジネスチャンスであり、アウトバウンド事業は今後も継続するとのこと。Airbnbはアウトバウンド事業に携わる北京のオフィスを維持し、数百人の従業員を雇用し続けると報じられています。

AirbnbはCOVID-19のパンデミックが発生した2020年5月に従業員の25%を解雇すると発表するなど苦戦しましたが、同年12月にアメリカ・ナスダック市場で新規株式公開(IPO)を果たし、その後も株価は公開当時の1株当たり68ドル(当時のレートで約7700円)を超える水準で推移しています。リモートワークの導入による長期滞在客の増加などもあり、2021年11月にはパンデミック前を上回る売上高と純利益を記録しました。

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in ネットサービス, Posted by log1h_ik

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