Bluesky初の有料サブスクプラン「Bluesky+」に実装予定の機能が一部明らかに
ソーシャルネットワーキングサービスのBlueskyは、2024年10月に有料サブスクリプション「Bluesky+」を計画中であることを明かしました。このBluesky+で利用可能な機能のリストなどが公開されました。
[Subs] Draft by estrattonbailey · Pull Request #6977 · bluesky-social/social-app · GitHub
https://github.com/bluesky-social/social-app/pull/6977
Bluesky teases paid subscription, Bluesky+, in new mockup | TechCrunch
https://techcrunch.com/2024/12/09/bluesky-teases-paid-subscription-bluesky-in-new-mockup/
Blueskyは2024年10月に、1500万ドル(約22億7000万円)に上る資金調達を実施しており、その際に「高品質のビデオアップロードや、色やアバターフレームなどのプロフィールのカスタマイズ」などのプレミアム機能を提供するための有料サブスクリプションを開発中であることを明かしていました。
「Bluesky+」と呼ばれるこのサブスクリプションについて、BlueskyはUIのモックアップをGitHub上で公開しています。その中には「Bluesky+のロゴマーク」「デザインに関するコード」などが含まれています。なお、Blueskyは「これらはあくまでモックアップです。実際にBluesky+で利用できる機能とは異なる可能性が高いです」と伝えています。
また、Blueskyユーザーのrea氏は「Bluesky上でのBluesky+の登録画面を見つけた」と報告しています。
rea氏によると、Bluesky+では「Bluesky+に加入中であることを示すバッジ」「アプリアイコンのカスタム」「プロフィールのカスタマイズ」「投稿する動画の時間や画質上限の引き上げ」が可能になるほか、今後追加予定の機能として「投稿の翻訳」「投稿の分析」「ブックマークのフォルダ分け」が記載されているとのこと。
また、Bluesky+の価格は月額8ドル(約1200円)または年額72ドル(約1万800円)とされています。
一方でBlueskyのソフトウェアエンジニアのダン・アブラモフ氏は「これらの機能は必ずしもリリースされるものと一致しない可能性があります。実際の機能のリストは、さらに開発が進み次第発表します」と報告しました。
さらにアブラモフ氏は未発表であるはずのBluesky+の機能が公開された要因について「Blueskyはオープンソースのサービスで、社外の誰でも機能のドラフトやプロトタイプ、未完成の作業を確認することができます。他の企業では、コードの一部をプレースホルダーのテキストとして社内に投稿し、本番前にそれを置き換えるのが一般的ですが、私たちにはそのプロセスがありません」と報告しています。
アブラモフ氏は、Bluesky+の機能について「加入者のコメントを優先することはありません。また、X(旧Twitter)のプレミアムのような『有料チェックマーク』をユーザーに付与する予定はありません。もしも『サポーター』であることを示すプロフィールバッジを付けられるようになったとしても、非表示にできるようにします。加えて、今後無料ユーザーにもブックマーク機能を追加します」と述べました。
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