Blueskyがなりすましアカウントやパロディアカウントに対する方針をアップデート、偽物であることが明記されていない場合は削除

X(旧Twitter)やThreadsの競合サービスとして急激にユーザー数を伸ばしているBlueskyが、著名人のなりすましアカウントやパロディアカウントに対する「積極的なアプローチ」を採用すると発表しました。
Bluesky promises more verification and an ‘aggressive’ approach to impersonation | TechCrunch
https://techcrunch.com/2024/11/30/bluesky-promises-more-verification-and-an-aggressive-approach-to-impersonation/
Blueskyの信頼性と安全性に関する情報を共有するBluesky Safetyは、現地時間の2024年11月30日になりすましアカウントに対する方針をアップデートしたことを発表しました。
Blueskyは「我々は多くの組織や著名人が認証済みのドメインハンドルを設定できるよう、舞台裏で支援しています。その間、なりすましポリシーをより厳しいものに更新しました。なりすましやハンドルスクワッティング(後で高額で売りつけるためにハンドルネーム(ユーザー名)を取得しておく行為:サイバースクワッティング)のアカウントは削除されます」と述べ、なりすましアカウントやサイバースクワッティングを厳格に対処する方針を明かしました。
さらに、「また、なりすまし報告への対応をより迅速に行うため、モデレーションチームの規模を4倍に拡大しました。以前お知らせしたように、新規ユーザーの流入により、モデレーション報告のバックログがまだ大量に残っていますが、進捗は進んでいます」と述べ、Blueskyのモデレーションを行うチームを増員したことを明かしました。
なお、モデレーションチームの規模が4倍に増加したことは、Bluesky Safetyにより2024年11月26日時点で発表済みです。なお、Bluesky Safetyはモデレーションチームを増員した理由を、「ユーザー数の急増に伴って有害コンテンツが増加しているため、子どもの安全などの重要度の高い分野のモデレーションを短期的に強化するため」と説明していました。
Blueskyがモデレーション人員を25人から100人へ増やすことを決定、児童ポルノや地域文化への対応を強化 - GIGAZINE

この他、「Blueskyではパロディ、風刺、ファンアカウントが許可されていますが、表示名とプロフィールの両方に自分のアカウントが公式ではないことを明記し、他の人にそのアカウントが公式のものではないことを知らせる必要があります。これらの要素のいずれか1つでも含まれているアカウントには、なりすましラベルが付けられます」と述べ、なりすましアカウント自体は認められているものの、アカウント名とプロフィールの両方になりすましアカウントであることを明記する必要があり、なりすましアカウントには「なりすましラベル」がつけられるそうです。
また、「アイデンティティチャーニング(ユーザーを誤解させる目的でアカウントアイデンティティを変更すること)は、Blueskyでは許可されていません。フォロワーを増やすためだけに偽装アカウントを設定し、そのアカウントを維持するために偽装ではない別のアイデンティティに切り替えると、アカウントは削除されます」と述べ、アイデンティティチャーニングが禁じられていることも説明されています。
Blueskyは最後に、「皆様のフィードバックも伺っています。ユーザーはドメイン検証以外にも、自分の身元を確認する方法を求めています。アカウント検証を強化するための追加オプションも検討しており、近日中に詳細をお知らせする予定です」と述べ、Xの認証バッジのような「著名人のアカウントが本物か否か」を識別するシステムを実装予定であることを明かしました。
なお、Blueskyにはアカウントの認証システムが存在しないため、著名人などのアカウントが本物か否かが誰でもわかるように有志が独自に認証リストを作成しています。
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