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X(旧Twitter)が広告ではなくエンゲージメントに基づきクリエイターに報酬を支払うよう仕様を変更


X(旧Twitter)の収益分配システムにアップデートが入り、「プレミアムユーザーがどれだけコンテンツに返信、リポストし、『いいね』を押したか」によって分配額が決定されるようになることがわかりました。この変更は2024年11月8日から適用されます。


Elon Musk's X will no longer pay creators based on ads but on engagement | Mashable
https://mashable.com/article/x-twitter-creator-revenue-program-x-premium-engagement-change

Xは月額課金サービスの「Xプレミアム」を提供しており、これを利用するユーザーの投稿は返信内で上位に表示されやすいなどの利点があります。Xプレミアムユーザーのうち「過去3か月以内に500万回以上のインプレッションを獲得している」などいくつかの要件を満たす人は、自身の投稿から収益を得られる「収益分配プログラム」に参加できます。

これまでの分配方式では、「収益分配プログラムに参加したユーザーの投稿の返信に表示される広告を、Xプレミアムユーザーがどれだけ閲覧したか」によって分配額が決まっていたのですが、これが撤廃され、「収益分配プログラムに参加したユーザーの投稿に、Xプレミアムユーザーがどれだけ返信、リポスト、いいねしたか」によって決定されるようになります。


Xによると、この変更は2024年11月8日に適用されるとのこと。Xは「この変更によりユーザーはますます高い報酬を得られるようになる」と述べています。

この変更には、「Xプレミアムの上位版だと広告が表示されないから当然だ」との指摘や、「良いのか悪いのか分からないこのニュースを見た私」といった意見が寄せられました。


テクノロジー系メディアのMashableは、「Xは減少している広告の売上ではなく、プレミアムのサブスクリプションによる収益の拡大に重点を置こうとしているようだ」と指摘。実際、Xの広告収益は2023年時点で前年比約40%減少したものと見られており、市場調査ではXに広告を出稿している企業の26%が2025年度の広告費を減らす見込みであることがわかっているなど、Xにとって苦しい時期が訪れています。

X(旧Twitter)の広告主のうち26%が広告費削減を考えていることが判明、原因はヘイトスピーチと有害なコンテンツ - GIGAZINE

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in ネットサービス, Posted by log1p_kr

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