NVIDIAの年間売上高が600億ドル超で過去最高になったことが2024年会計年度決算発表で明らかに

大手半導体メーカー・NVIDIAが2024年会計年度の第4四半期(2023年11月～1月)および通期の決算発表を行いました。四半期売上高は前年比265％増の221億ドル(約3兆3200億円)と好調。通期売上高も前年比126％増の609億ドル(約9兆1600億円)で、過去最高を記録しています。

NVIDIA Announces Financial Results for Fourth Quarter and Fiscal 2024 | NVIDIA Newsroom
https://nvidianews.nvidia.com/news/nvidia-announces-financial-results-for-fourth-quarter-and-fiscal-2024

Nvidia (NVDA) earnings report Q4 2024
https://www.cnbc.com/2024/02/21/nvidia-nvda-earnings-report-q4-2024.html

NVIDIAの2024年第4四半期(2023年11月～2024年1月)および2024年会計年度の決算発表によると、四半期売上は前期比22％増の221億ドルでした。前年比だと265％増の躍進となります。原動力となったのは、大規模なAIモデルを開発するにあたって高価なNVIDIAのサーバー用GPUが求められた点です。

データセンター部門も好影響を受けており、四半期収益は前期比27％増、前年比409％増の184億ドル(約2兆7700億円)となりました。

NVIDIAの2024年会計年度通期売上高は前年比126％増の609億ドルで、過去最高を記録しています。

2024年3月6日時点の株主に対しては、2024年3月27日に1株あたり0.04ドル(約6円)の配当が行われる予定です。

CEOのジェンスン・フアン(黄仁勲)氏は以下のような談話を発表しました。

「高速コンピューティングと生成AIは転換点を迎えました。需要は企業、業界、国家を超えて、世界中で急増しています」

「NVIDIAのデータセンタープラットフォームは、大規模なクラウドサービスプロバイダーやGPU専門のプロバイダー、エンタープライズソフトウェアや消費者向けインターネット企業からのデータ処理、トレーニング、推論への需要など、ますます多様化する推進力によって支えられています。自動車、金融サービス、ヘルスケアを中心とする垂直産業は現在、数十億ドル(数千億円)規模に到達しています」

「6年前に登場したNVIDIAの『RTX』シリーズは、今や1億人のゲーマーやクリエイターが利用する、生成AIの巨大プラットフォームとなっています。今後1年間は、業界を前進させるための傑出したイノベーションを伴う大きな新製品のサイクルがもたらされます。2024年3月開催のNVIDIA GTC 2024では、NVIDIAの豊かなエコシステムがもたらす、エキサイティングな未来を明らかにします。ぜひご参加ください」

なお、2025年度第1四半期の売上高は240億ドル(約3兆6100億円)±2％の見込みとなっています。

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