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複数人による共同執筆で物語を作る利点とは?


ベテランジャーナリストのケビン・アレクサンダー氏とジョー・ケオヘイン氏、編集者のアレッサンドラ・ルサルディ氏の3人がチームを組んだSE Boydが、友人3人組で物語を作ることで感じた大きな利点について語っています。

How to Write a Novel with Three of Your Friends ‹ Literary Hub
https://lithub.com/how-to-write-a-novel-with-three-of-your-friends/


SE Boydは2023年11月8日に処女作となる「The Lemon」をリリースしました。「The Lemon」の執筆に際して、チームで物語の執筆を行うためには、数え切れないほどのテキストメッセージのやりとりや通話が繰り返され、整理された構造やカオスな展開、スピーディな進行や熟慮による停止、競争する思いと協力する重いが混ざり合うことで、うまく成功したとSE Boydは話しています。何が共同執筆の成功の鍵になったのか、共同で執筆することで得られた大きな利点について、SE Boydはまとめています。


まず、成功の秘訣として、「いつでも応答可能な状態にいる」ということが重要だったそうです。ある程度生活リズムやタイムゾーンが離れていた場合でも、何かを質問したり提案した際にはすぐに対応できる即応性を備えることで、アイデアの勢いを保ったまま進めていく必要があったとのこと。

また、共同執筆において誰が何を書き上げるのかを明確に分担することが重要です。SE Boydの3人は、毎週金曜日に集まって次の週に行う作業について話し合いを実施していました。「テレビ制作の現場で制作のトップが各脚本家にエピソードを割り当てるように、私たち3人に章を割り当てて、明確に役割分担して作業を進めました」とSE Boydは説明しています。週の終わりに全員の原稿に全員が目を通し、編集や改訂、質問、アイデアの提案、参考文献の追加、ばかばかしい脱線を続け、章を整えてから次の章への課題を作成していきます。


また、「ささいなことでも常にやりとりをする」ことも重要なポイントとして挙げられています。物語と関係ないテキストメッセージを送ったり、ジョークを共有したり、思いついたアイデアを投げかけたり、気になった記事を共有したりすることで、絶え間ないやり取りの中からアイデアが生まれます。また、全員が常にやりとりの中からアイデアを発見する環境を作ることで、複数人による共同執筆にもかかわらず、小説全体で一貫性とトーンを確立することにも役立ったそうです。

会話からアイデアを発見できるという利点の他、会話の中で「苦悩を外在化する」ことも重要なプロセスだとSE Boydは述べています。自分でアイデアを試し、迷った描写を選択し、何か良いものはないかと考えるのはかなりの苦痛が伴いますが、制作中の作品について詳細を語ることができないため、SNS等で吐露するにはかなり恥ずかしい抽象的なものとなる場合があります。しかし、常に共同で執筆を行うチームでやりとりをしていると、つらい悩みや疑問は会話の中で軽減され、異なるアイデアをもらったり一緒に決断を下したりすることで、簡単に解決できるものになります。

同様に、共同執筆は個人の精神的な負担を和らげてくれます。物語が思うようにうまく展開できないいら立ちは自分だけが負うものではなく、チームで共有して解決する課題となります。また、常に一緒に努力する協力者がいて、自分が行き詰まっていても他のメンバーが章を進めてそこから刺激をもらえるという点は、大きなモチベーションになります。さらに、読者から批判を受けるような場合も、作者1人で受け止めるというようなことがないため、あまり気にしなくなるそうです。SE Boydは「パートナーと共同で書くことは、ライターズ・ブロックに対する最良の解毒剤です」と表現しています。


SE Boydは最後に、「小説を書くことは、孤独で苦痛を伴う困難なものだとする考え方が根付いています。悩みや苦しみからこそ良いものが生まれるというのは古い考えで、コラボレーションによって楽しく愛にあふれた状態で価値のあるものを創造することもできます」と共同執筆の良さを語っています。しかしその一方で、「共同執筆に失敗すると、小説が完成しないだけではなく、夢と一緒に友達も失うことになるでしょう」と述べています。

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in メモ, Posted by log1e_dh

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