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「AIナレーター」が動物ドキュメンタリー番組っぽく開発者本人の生態をリアルタイムで解説するデモ動画が話題に


ソフトウェア開発者のチャーリー・ホルツ氏が、「有名ナレーターであるデイビッド・アッテンボロー氏の声で自分自身の生態に関するナレーション音声をリアルタイムで生成するシステム」を発表しました。実際に、アッテンボロー氏の声で動物番組風のナレーションが生成されるデモ動画も公開され、話題となっています。


Unauthorized “David Attenborough” AI clone narrates developer’s life, goes viral | Ars Technica
https://arstechnica.com/information-technology/2023/11/unauthorized-david-attenborough-ai-clone-narrates-developers-life-goes-viral/

ホルツ氏が作成した「アッテンボロー氏の声で動物番組風のナレーション音声をリアルタイムで生成するシステム」は、画像からテキストを生成するOpenAIのGPT-4 Vision(GPT-4V)と、音声サンプルから「AIのクローン音声」を生成するElevenLabsの技術を組み合わせたものです。

GPT-4Vでアッテンボロー氏の動物番組っぽい説明や口調を再現するため、ホルツ氏は特別なプロンプトを持つAPIを作成。ウェブカメラで5秒ごとに撮影した画像を、APIを介してGPT-4Vにフィードすることで動物番組風のナレーションを生成し、そのテキストをアッテンボロー氏の音声サンプルでトレーニングしたElevenLabsのAI音声プロファイルで読み上げさせているとのこと。


ホルツ氏は実際にこのシステムを利用し、「自分自身の生態」をアッテンボロー氏の声でナレーションさせる動画をX(旧Twitter)に投稿しています。

システムのセッティングを行うホルツ氏。ウェブカメラが5秒ごとにホルツ氏の写真を撮影し、その画像を基にナレーションが生成される仕組みになっています。


システムが作動すると、「銀色の丸眼鏡とカールして乱れた長髪が特徴的な、ホモ・サピエンスの驚くべき標本がここにあります」というナレーションが流れ始めました。


さらに、「彼は青い布地のようなものを身につけていますが、これは求愛行動の一種としか思えません」と続き、とんでもないことを言われたホルツ氏も思わず笑っています。


ナレーションはカフェとおぼしき背景にも言及し、「背景は保護された生息地を示唆しており、おそらく共同の餌場か水場でしょう」と、意外にも鋭い指摘を行いました。


ホルツ氏が、水色のカップを見せつけるようにドリンクを飲みます。


すると、「ああ、洗練されたホモ・サピエンスが自然環境の中で、水分補給という重要な儀式に従事しているのを私たちは観察しています。このオスの個体は、おそらく生命維持に必要なH2Oで満たされた小さな円筒形の容器を選び、それを巧みに開口部に向けて傾けています。なんという優雅さ、そして身のこなしでしょう」と、まるで生命の驚異を伝える動物番組のようにホルツ氏がドリンクを飲んだことを説明しました。


ホルツ氏は、今回のシステムを構築するために作ったコードをGitHubで公開しています。

GitHub - cbh123/narrator: David Attenborough narrates your life
https://github.com/cbh123/narrator

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in ソフトウェア,   ネットサービス,   動画, Posted by log1h_ik

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