Unityがユーザーからの訴訟に直面する可能性があると弁護士が警告
2023年9月12日、Unityが価格体系の変更を予告したことが大きく報じられました。ユーザからの反発を受けて規約を見直す方針を明らかにしたUnityについて、弁護士が「訴訟を受ける可能性がある」と指摘しています。
Wait, is Unity allowed to just change its fee structure like that? | Ars Technica
https://arstechnica.com/gaming/2023/09/wait-is-unity-allowed-to-just-change-its-fee-structure-like-that/
Unityは、かつて「古いバージョンのソフトウェアを使い続ければ、たとえ規約が変更されたとしても新しい規約に従う必要はない」という趣旨の規約を制定していたことがありました。しかし、この規約はすでに修正されていて、この件に関連したとみられるGitHubリポジトリの削除問題も浮上しました。
Unityが利用規約の変更を記録するGitHubリポジトリをひっそり削除していたことが判明 - GIGAZINE
上記の規約について質問されたUnityの担当者は、「規約では、Unityはいつでも料金を追加または変更できると定めています。私たちは、UnityRuntime Feeが発効する3ヶ月以上前に通知しています。追加料金の発効に同意は必要ありません。当社の規約の唯一のバージョンは最新版に限ります」との答えを残し、かつてのように新しい規約を回避することはできないと念を押しています。
ゲーム業界の弁護士であるリチャード・ホーグ氏は、この点について疑問を呈しています。
アメリカなど一部の国では約束的禁反言という法理が定められていることがあり、約束に基づいて行動した結果不利益を被った場合、法に基づいて約束を守らせることができます。
Unityの「無償利用OK」「新規約へ従う必要なし」という約束を信用してソフトウェアを使い始め、技術と学習に投資し、ゲームを作る準備をした人にとって、将来的に料金が課せられる可能性があるという規約の変更は不利益を被ることにほかなりません。ホーグ氏は「開発者はソフトウェア規約の文言に依存していたと主張することが可能です」と指摘しました。ただし、ホーグ氏は「個人的にはこの種の考えに異論はありませんが、実際の法廷で主張するのは難しく、技術的な問題になるかもしれません」とも付け加えています。
Unityの訴訟に関しては、ゲーム開発者のザラヴィア・ネルソン・ジュニア氏が「少なくともひとつの開発者グループが、Unityに対する集団訴訟を検討していると聞いた」とのコメントで言及しています。
…I’m hearing at least one significant group of developers is talking a class-action lawsuit against Unity.
— Xalavier Nelson Jr. (@WritNelson) September 12, 2023
Holy shit.
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in Posted by log1p_kr
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