Apple純正のワイヤレスモバイルバッテリー「MagSafeバッテリーパック」が公式ストアから消える

Appleは日本時間の2023年9月13日に新製品発表イベントを開催し、新型のiPhone 15シリーズやApple Watch Series 9などを発表しました。そんな中、Appleが2021年にリリースしたワイヤレスモバイルバッテリーの「MagSafeバッテリーパック」と、iPhoneとApple製アクセサリーを同時に充電できる「MagSafeデュアル充電パッド」の販売を、公式ストアで停止したことが報じられました。

Apple stops selling MagSafe Battery Pack and MagSafe Duo - 9to5Mac
https://9to5mac.com/2023/09/12/apple-stops-selling-magsafe-battery-pack-magsafe-duo/

Appleが2021年にリリースした「MagSafeバッテリーパック」は、磁力でiPhoneをワイヤレス充電できるMagSafeに対応した公式モバイルバッテリーであり、モバイルバッテリーでありながらワイヤレス充電が可能です。また、「MagSafeデュアル充電パッド」はiPhoneとAirPodsもしくはApple Watchを同時に充電可能な折り畳み式充電器で、充電器を1つにまとめることで持ち運びが容易になるというメリットがありました。

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ところがテクノロジー系メディアの9to5Macは、Appleが新製品発表イベントを開催した後に、公式ストアで「MagSafeバッテリーパック」「MagSafeデュアル充電パッド」の販売を停止したことを報じました。

試しにGoogleで検索してみると、記事作成時点では依然として「MagSafeバッテリーパック」や「MagSafeデュアル充電パッド」を販売する公式ストアのリンクが表示されました。

しかし、リンクをクリックしてみると「申し訳ございません。現在、apple.comではお探しの製品を取り扱っておりません。」と表示され、「MagSafeバッテリーパック」や「MagSafeデュアル充電パッド」が購入できなくなっていました。

9to5Macは「MagSafeバッテリーパック」「MagSafeデュアル充電パッド」の販売が停止された理由について、「これらのアクセサリが廃止された理由は非常に明白です。これらは給電用のLightningポートを備えたiPhoneアクセサリでした。Appleは、USB Type-Cバージョンに置き換えるのではなく、販売を完全に停止することを選択しました」と述べています。

Appleは9月13日の新製品発表イベントで、新型iPhoneの「iPhone 15／15 Plus／15 Pro／Pro Max」において、ついにLightningポートからUSB Type-Cポートへ移行することを発表しました。しかし、「MagSafeバッテリーパック」「MagSafeデュアル充電パッド」はLightningポートのみに対応した製品であるため、公式サイトでの販売を取りやめたというわけです。

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9to5Macは、Appleが将来的に「MagSafeバッテリーパック」「MagSafeデュアル充電パッド」のUSB Type-Cバージョンをリリースする予定なのか、それとも製品自体を終了させるのかは不明だと述べています。

なお、2021年の時点で「AppleはMagSafeアクセサリーをおろそかに扱っている」と9to5Macは報じており、「MagSafeデュアル充電パッド」は純正ケースを装着したiPhone 13 Proを置くとメインカメラの出っ張り部分が充電パッドに干渉し、ピッタリくっつかなくなることを指摘していました。

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すでに公式サイトでの取り扱いが終了した「MagSafeバッテリーパック」「MagSafeデュアル充電パッド」ですが、外部の通販サイトではいまだに取り扱いが続いている場合もあります。記事作成時点では、Amazon.co.jpで「MagSafeバッテリーパック」が購入できるほか、ヨドバシ.comでは「MagSafeデュアル充電パッド」が購入可能となっていました。