「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」の累計販売本数がわずか2カ月で1851万本に到達、映画マリオも好調で任天堂の第1四半期売上高は前年同期比50%増の4613億円を記録
任天堂が2024年3月期第1四半期(2023年4月~6月)の決算を発表し、2023年5月に発売した「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」の累計販売本数が1851万本に達したことを明らかにしました。「マリオカート8 デラックス」や「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」成功の追い風をうけ、ソフトウェア・ハードウェア共に前年同期から販売本数が増加しています。
2024年3⽉期第1四半期 決算説明資料
(PDFファイル)https://www.nintendo.co.jp/ir/pdf/2023/230803_2.pdf
2024年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
(PDFファイル)https://www.nintendo.co.jp/ir/pdf/2023/230803.pdf
2024年3月期第1四半期の任天堂の売上高は前年同期比50%増の4613億円、営業利益は前年同期比82.4%増の1854億円、経常利益は52.2%増の2537億円、四半期純利益は前年同期比52.1%増の1810億円でした。
売上高4613億円のうち、ハードウェア・ソフトウェアを含むゲーム専用機の売上は前年同期比44.6%増の4274億円となっています。これには「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」の成功のほか、2017年4月の発売から6年が経過してもなお追加コースが配信され続けている「マリオカート8 デラックス」の販売本数が当期だけで167万本を稼ぎ、累計販売本数5546万本に達したこと、2023年4月に公開されて世界中で話題となった映画「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」が好影響を与えたことなど複数の要因が関係していると任天堂は述べています。
これらの結果、ハードウェアの販売台数は前年同期比13.9%増の391万台、ソフトウェアの販売本数は前年同期比26.1%増の5221万本とどちらも増加を果たしました。
ハードウェアの内訳としては、2021年10月に発売された有機ELモデルのNintendo Switchが283万台と最も多く、2017年3月発売のNintendo Switchが64万台、2019年9月発売のNintendo Switch Liteが43万台と続きます。
Nintendo Switchを遊ぶユーザーも順調に増加しており、2022年7月から2023年6月までの年間プレイユーザー数は過去最大の1億6000万人を記録しているとのことです。
また、映像コンテンツ収⼊、スマートデバイス向け課⾦収⼊、ロイヤリティ収⼊等を含むモバイル・IP関連収入等の売上高は前年同期比190.1%増の318億円となっています。これは、ロイヤリティ収入が増加したことに加え、「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」が多くの人に鑑賞された結果だと任天堂は伝えています。
今後発売されるタイトルとしては、2023年10⽉6⽇の「帰ってきた 名探偵ピカチュウ」、同年10⽉20⽇の「スーパーマリオブラザーズ・ワンダー」、11⽉3⽇の「超おどる メイド イン ワリオ」、11⽉17⽇の「スーパーマリオRPG(リメイク)」などが控えており、任天堂は「発売済みのタイトルに加えて新規タイトルや追加コンテンツを継続的に投入することでプラットフォームの活性化に努めます」と述べてNintendo Switchの販売最大化を狙った戦略を進めていくことを明らかにしました。
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in Posted by log1p_kr
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