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任天堂が2022年3月期第2四半期の決算資料を公開、Nintendo Switchの累計販売台数は9200万台超に


2021年11月4日、任天堂が2022年3月期第2四半期(7~9月)の決算資料を公開しました。Nintendo Switchの販売台数は世界的な半導体不足により予想を下回る数字となりましたが、累計販売台数は9200万台を超えており任天堂のゲーム機で最も売れたWiiも捕捉圏内となっています。

2022年3月期第2四半期 決算説明資料 - 任天堂株式会社
(PDFファイル)https://www.nintendo.co.jp/ir/pdf/2021/211104_4.pdf

2022年3月期第1四半期(4~6月)と第2四半期の連結業績は、売上が前年同期比で18.9%減の6242億円、営業利益が前年同期比で24.5%減の2199億円、経常利益が前年同期比で20.6%減の2362億円、四半期純利益は前年同期比で19.4%減の1718億円となっています。


売上の内訳は以下の通りで、ゲーム専用機の売上が前年同期比で19.5%減の5974億円、モバイル・IP関連収入等が前年同期比で4.6%減の255億円、その他が前年同期比で47.2%増の13億円です。また、地域別の売上比率は日本国内が21.7%、アメリカ大陸が43.7%、欧州が24.1%、その他の地域が10.5%です。


同期におけるNintendo Switchの販売台数は前年同期比で34.0%減の828万台で、うちNintendo Switchが645万台、Nintendo Switch Liteが182万台です。また、同期のソフトウェア販売本数は前年同期比で6.3%減の9389万本です。同期におけるミリオンセラータイトルは18本で、うち任天堂のタイトルが14本。最も多くの販売本数を記録したのが、「ゼルダの伝説 スカイウォードソード HD」の360万本で、次点が334万本の「マリオカート8 デラックス」です。これにより、マリオカート8 デラックスはマリオカートシリーズで最も売れたタイトルとなりました。Nintendo Switchの販売台数が減少する中、ソフトウェアの販売本数はほとんど減少していないため、多くのユーザーがNintendo Switchをすでに手にしている状況であることがうかがえます。


Nintendo Switchの販売台数が前年同期比で大幅に減少した理由について、任天堂は全世界的な半導体不足が主因であると言及しています。さらに、任天堂は「事業のリスクに関しては、新型コロナウイルス感染症による影響や、半導体部品等の世界的な需給逼迫による影響は引き続き不透明な状況であり、今後も生産や出荷に支障をきたす可能性がある等、予見しがたいリスクが存在しますが、必要な措置を講じつつ、事業運営を継続していきます」と述べました。

デジタル売上は前年同期比で15.9%減の1442億円で、ゲームソフトの売上全体におけるデジタルの売上が占める割合は45.1%に達しています。同期はNintendo Switch Onlineの売上が順調に伸長しているだけでなく、インディーズタイトルを含むパッケージ版が販売されていないダウンロード専用ソフトの売上が好調だった模様。


これによりNintendo Switchの販売台数は9287万台に到達しており、ゲームソフトの販売本数は累計6億8100万本を突破しています。なお、任天堂のゲーム機の中で最も多く売れたWiiの累計販売台数は1億163万台なので、Nintendo Switchが間もなくWiiの販売台数に追いつくこととなります。

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in ゲーム, Posted by logu_ii

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